常歩(二軸動作)の始まりについてご説明しておきましょう。常歩(二軸動作)がどのような経緯で生まれたかを知ることによって理解がさらに深まります。
常歩は、小田伸午(京都大学)・小山田良治(五体治療院)・木寺英史(奈良高専、当HP管理者)の3名が知り合うことによって生まれました。正確には、小田先生と小山田氏の情報交換に木寺が加えさせていただいたのです。
小田先生と小山田氏の最初の情報交換はもっぱらFAXで行なわれたようです。その後、インターネットが普及しメールになりました。これまでかわしたメールは2万通を超えていると思われます。
全く分野が異なる3人でしたが、共通する課題を持っていました。それは「右と左」です。小田先生の当時の研究課題は「身体運動における右と左」で著書のタイトルにもなっています。小山田氏は豊富な治療経験から「身体の左右はあらゆる面で非対称である」と確信しておられたようです。私(木寺)は剣道の技術・動作研究から「右と左」の特性があることを感じていました。
情報交換を重ねることによって、これまで常識と考えられてきた動作に多くの錯覚や誤解が含まれていることが明らかになってきました。そこで、スポーツや武術の動作をさらに考察し、合理的な動作方法を提唱することにしました。
当初は二軸動作と名づけましたが、「軸」のとらえ方がスポーツなどの種目や個人により様々であるため常歩というニックネームでも呼ぶことにしました。
その後、「二軸動作(感覚)」だけではなく「骨盤の前傾」「外旋立ち」に代表される姿勢や「肩甲骨の外放」「股関節の外旋」「膝の抜き」「踵の踏み」などの身体操作、さらには「垂直感覚」「水平感覚」「同側感覚」「屈曲感覚」などの身体感覚を提唱してきました。さらには、これらを修得するためのストレッチやトレーニング法などを生み出し続けています。
常歩の身体操作や感覚を体験すると、元の動きや感覚には戻れなくなります。非常に心地よい体感覚が出現します。このHPとの出会いが、皆さんの常歩事始となることを祈念します。




