2017年05月09日

左荷重の剣道(試合)

 左荷重剣道の稽古法を紹介してきました。

 地稽古では左荷重の構えから「出頭技」を打つように指導します。右荷重の剣道は、打突の機会に右足を踏んでいるので、狙って出頭技を打つことができません。

 また、現代剣道(右荷重)の試合では、出頭技や相打ちの技は危険であるため避ける傾向にあります。しかし、私はあえて出頭技や相打ちの技を多用するように指導します。左荷重から相打ちの打突を狙うようになると、相手の打突の気配を敏感に感じることができるようになってきます。すると、相手の打突を間を詰めて(入り身で)かわせるようになります。これができるようになると、試合での負率が著しく減少してきます。つまり、負けない(打たれない)ようになってきます。

 上の動画は一昨年の本学対中央大学の試合(副将・大将)の試合(全日本学生剣道優勝大会)です。三将までで団体の負けが決まった試合なのですが、左荷重を体得していた副将・大将は互角の試合を展開しています。この二人は後日、雑誌の取材を受けました。大将の剣士は、「今までの常識が真逆なんです」と語っています。真逆とは右足と左足を踏む機会が180度違うことを指しています。

 さて、左荷重剣道の稽古法を紹介してきましたが、これは現代剣道から常歩剣道に移行するための稽古法です。次回からはいよいよ常歩剣道の稽古法を紹介していきます。

一本歯(後歯)下駄
五動 新体操操作術
五動慎体操作術.jpg