試合規則と内容の変化

2017-07-31
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  7月29日(土)は玉龍旗大会(マリンメッセ福岡)を観戦いたしました。今年は、西日本新聞社創刊140周年記念大会。男子準決勝まで観戦しましたが、所用で決勝は観ることできませんでした。

 決勝は、九州学院(熊本)対高千穂(宮崎)の対決。九州学院が勝利、男子では史上初となる4連覇を達成。9度目の頂点に立ちました。高千穂は1991年以来26年ぶりの優勝はなりませんでした。

 それにしても九州学院は強い。玉竜旗も4年連続優勝なのですが、インターハイに優勝すれば、春の選抜、玉竜旗、インターハイと4年連続で高校3冠を達成します。

 3位は育英高等学校(兵庫)・東福岡高等学校(福岡)。

 女子優勝は中村学園高等学校(福岡)・準優勝は筑紫台高等学校(福岡)、3位は守谷高等学校(茨城)・桐蔭学園高等学校(神奈川)。

選手の皆さん、素晴らしい試合をありがとうございました。そして、大会関係者の方々お疲れさまでした。

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 さて、玉竜旗の会場で、福岡県内の強豪校の監督をされていた先生に久しぶりにお会いしました。2時間ばかり雑談いたしました。 玉竜旗大会(男子)の一回大会からの優勝チームの記録をまとめておられました。

 興味深いのはルールによって試合内容が激変していることです。1回から27回までは各試合引き分けがありません。個人戦と同様に勝負が決するまで行われていたようです。当初は、無制限1本勝負だったようです。

 28回大会から53回は、4分3本勝負で延長が2分を2回、もしくは4分3本勝負で延長3分1回です。私自身が高校生で出場させていただいたのはこの時期です。それでも引き分けはほとんどありません。優勝チームの全試合に対する引き分け率は3パーセント弱です。

 ところが、66回大会以降は延長がなくなります。そうすると、引き分けが激増します。途中から上位の試合は大将が負けるまで、とルールが変わりますが、それでもこの20年間の男子優勝校の全試合に対する引き分け率は28パーセント、これは、1〜2回戦あたりの実力差があるチームとの対戦での五人抜きの試合も含んでいますので、3回戦以上ならば50パーセント近くになると思います。
 このことはルールの変容だけが原因ではなく、延長がなくなったために各チームが「引き分け」を戦術として用いだしたことも影響があるようです。

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