2017年08月08日

他分野に学ぶ

特別セミナー(左右).jpg

 8月5日(土)、特別セミナー「〜カラダの左右特性を知ろう〜」を開催しました。以前からご要望の多かった、左右に関して「左荷重の剣道」の指導で得た知見も交えて座学と実技を行いました。参加者は剣道関係の方々、トレーナー、治療関係、医療関係の方々・・・。

 セミナーなどを開催して様々な情報をいただくと、他分野や他競技に学ぶことが大切だと痛感することが多々あります。今回の特別セミナーでも、医療関係者の方から興味深いメールをいただきました。

 それは半身に麻痺がある方の歩行に関してです。

「右片麻痺(右側半身麻痺)より左片麻痺の方が、歩行能力の再獲得は難しく時間を要する」
「それは左足が支持脚で、右足は利き足(浮かせて使う足)の場合が多いから」

ということが言われているらしいのです。さらに、

「左麻痺の場合は右脳機能障害(空間認知の障害)も発生しやすく、加えてプッシャー症候群を発生する場合がある」

ということも左麻痺が歩行獲得に時間を要することの理由の一つとされているらしいのです。プッシャー症候群とは「損傷を受けていない非麻痺側の上下肢で自分の身体を麻痺側に押していく現象」とされています

 セミナーでは、左右のわずかな差で動作が大きく異なることを実感していただいたのですが、「健常の状態での左右の違いの大きさに驚き、左麻痺の不器用さを改めて理解しました。」とのご感想を述べられていいます。

 このように他分野の方々の情報をお聞きすることで、お互いに理解が進むと改めて感じました。

 上のスライドはセミナーで使用したスライドの一枚です。店舗の商品配置やランニング、また、テーマパークでのアトラクションの位置など、左右特性を用いている分野は多いのです。

 しかし、それぞれの分野で常識となっていることも他分野では全く知られていなことも多いようです。

 「カラダの左右特性」だけではなく、あらゆる事象について他分野の方々との交流が理解を深める一助となると思われます。

一本歯(後歯)下駄