ワールドカップ2018、ベルギーに惜敗

2018-07-04
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  サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本は2日、決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦、2-3で敗れた。

 日本は後半3分、MF柴崎岳のロングボールにMF原口元気が走りこんで先制。7分にもMF乾貴士が約23メートルのロングシュートを決めて2点差に。

 しかし、ベルギーは、2点を追う後半20分にMFマルアン・フェライニとMFナセル・シャドリを投入。その直後の後半24分にフェルトンゲンがヘディングで1点を返し、さらに29分にはフェライニが同点弾となるチーム2点目を決めた。後半アディショナルタイム(追加時間)の49分には、シャドリがついに決勝点を挙げた。

 2−0のリードを奪った段階で日本はベスト8を引き寄せたかと思われた。ベルギーの底力をまざまざと見せつけられたが、日本男子サッカーの未来に一筋の光がさした試合でもあった。

 ポーランド戦で試合終了前10分間、積極的に攻めることなくボールを回した日本だが、2点リードのベルギー戦ではあえて3点目を奪いに行っているように見えた。日本ベンチには2−0でリードのシミュレーションはなかったに違いない。1−0のままであれば違う展開になっていたと思われる。

 攻撃は最大の防御というありていないい方もあるが、勝負は守りで決まる。なぜかというと、ほとんどの勝負事で攻めるより守る方が確実性が高いからだ。

 武道(武術)でも、守りが体系化されていないように思われがちだが、実は防御が洗練されているので、ほとんど守りであるとわからない。その奥義を「懸待一致」などと表現する。

 ポーランド戦で明らかな時間稼ぎで海外メディアに指摘されたが、守りの戦術が洗練されれば時間を空費しているとさえ気づかれないであろう。

 そういう意味では、今後の課題は洗練された防御システムの構築にある。

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