2018年10月17日

利き目と左荷重

坂口構え.jpg佐藤構え.jpg

 剣道を指導(コーチング)する時に外せない着眼点に利き目があります。利き目が右の剣士と左の剣士では明らかに得意技や受けの方法が異なるようです。よって、指導者はどうしても自分の利き目の剣道を経験的に教えることになります。

 私の利き目は左です。左荷重の剣道は利き目が左の剣士が早く習得します。右が利き目の剣士は上達が遅い傾向にあります。しかし、利き目がいずれにせよ「左荷重」の剣道を教えます。「左荷重」の剣道を身につけることによって将来様々な足さばきに発展すると考えられるからです。生涯にわたり剣道を楽しむためにも「左荷重」の剣道を経験させておきたいと考えています。 

 利き目が左であると構えで左半身が前方に出ようとするために「左荷重」になることが容易です。部員で「左かかと」が下がるのはほとんど利き目が左です。利き目が右の学生は、左に乗れるようになるまでに時間がかかります。構えでの左かかとの高さをみれば、ほぼ利き目が分かります。

 さて、利き目が左の剣士は左荷重からの打突が容易にできますが、利き目が右の剣士は最初は右を踏むので、その瞬間居つきます。よって、利き目が左の剣士と同じように教えてもうまくなりません。そこで、利き目が右の剣士は、左右の足の踏みかえを速くさせます。すると、右を踏む時間が短くなるので、比較的右足が出やすくなります。

 つまり、利き目が左の剣士には「左に乗って右から打つ」、利き目が右の剣士には「足の踏みかえを速くして(ステップのタイミングを小刻みにして打つ」と教えるといいようです。

 指導(コーチング)で学ぶことが多くあります。学生に感謝です。


一本歯(後歯)下駄