2020年01月09日

昭和の高校剣道に思うこと

 最近、ユーチューブに昭和57年〜60年あたりの「玉竜旗高校剣道大会」の模様が多数アップされています。

 上の動画は昭和59年度の男子準決勝「八代東対福大大濠」の動画です。当時は、ルールの改変があり剣道が変わっていった頃です。最も試合(戦術)に影響を与えた変更は、つばぜり合い時の「別れ」がなくなったことだったと記憶しています。

 よって、つばぜり合いの時間が長くなり、このころから引き技が多用されるようになりました。

 多分、この両チームが現在の玉竜旗大会に出場しても、上位進出は難しと思います。しかし、上達論の立場(将来最高のパフォーマンスを発揮させるためには今何をすべきか)でみると、当時の剣道の方がレベルが高いと判断されます。試合の勝敗と上達論からみた質の高さは一致しないのです。まだ剣士らが相手の打突時に技を出そうとしています。この意識が大切です。この相手の打突時に技を出すことが、将来、技前の「気配」などの「不可視的要素」を主体とした剣道への移行する条件だと思います。どのように感じられるでしょうか。

 それにしても、当時の玉竜旗大会は有効打突の基準が甘いですね。これは抜き勝負の弊害でもあるのです。抜き勝負の面白さを出すためには、有効打突の基準を甘くする必要があったのです。

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