2011年01月07日

2軸感覚スイング

 先日、「2軸感覚スイング」の浜田節夫プロにお会いして、練習場(打ちっぱなし)へご一緒させていただきました。そして、浜田プロのスイングを撮影させていただきました。

 私も200球ほど打ちました。浜田プロのアドバイスで確実に上達したかも・・・。

 練習が終わってから食事をしながらのゴルフ談義。興味深かったお話をいくつか紹介します。

 一般に、ゴルフのスイングではバックスイングで右足体重、ダウンスイングで左足に体重を移動させるように言われるそうです。しかし、それは外国ではほとんど言わないとのこと。アメリカには「左一軸打法」というものもあるらしい。浜田プロの「2軸感覚打法」も左軸でスイングします。

 また、ダウンスイングでは腕(グリップ)はアウトからインに振る感覚がよい。一般的には、逆にイン(自分のからだに近いほう)からアウトに振ることが良いとされています。浜田プロのアウト・インの振る感覚を教えていただくと非常にスイングがスムーズになりました。

  ヘッドアップについて。頭を残すというのは間違い。顔は飛行線方向に向くのが自然。それよりも早くクラブヘッドが適切な位置にくればよい。ヘッドアップとはクラブヘッドとからだの関係をいうらしい。

 浜田プロの動画をご覧ください。ゴルフの素人の私がプロのスイングを解説するのはおこがましいのですが、バックスイングと同時に左ひざが前方へ送り出されています。つまり、左股関節を外旋させています。バックスイングで右ではなく左に乗せていく感覚があると思います。また、フィニッシュの体勢ががとても立っています。多くの日本人ゴルファーはプロ選手であっても、もっとからだを逆Cの字に反っています。

2010年11月13日

左右の自然体

柔道構え.bmp スポーツや武道(武術)を左右の自然体で考えると面白い。左足・左肩が前でるのが「左自然体」、右足・右肩が前にでると「右自然体」という。武術の流派によっては「半身」という場合もある。ただし、一般的には「半身」という場合には、自然体よりもさらにからだを開くことが多いようだ。

 スポーツと武道(武術)の違いは、思想性にあるのではなく、動作性にもある。スポーツはからだを前方に押し出す(進める)ことが主動作であり、武道(武術)の動作特性はからだを止める、または引くことにある。

 写真は、嘉納治五郎先生と三船久蔵先生である。確認したわけではないが柔術の型だと思われる(情報をお持ちの方はお知らせください)。右自然体だ。古流柔術の型はほとんど右自然体の構えらしい。

 批判を覚悟で大雑把に言えば、スポーツは左自然体、武道(武術)は右自然体ということになる。現代のしな打ち剣道は、打突後からだを前方に進める。これは、明治期から大正期にかけて構築された新しい動作性である。この意味からも、現代剣道はスポーツ化している。競技化だけがスポーツ化ではない。

 このように検討してくると、剣道の中段の構え(右自然体)は現代剣道の動作性とは矛盾している。左自然体が合理的であるはずだ。以前、左上段が全盛期であった。ルール改正により左上段の剣士は激減したのだが、現代剣道の動作性から鑑みれば、左自然体を主体とした左上段は合理的であったことになる。

 そこで、昨年から左の片踏み歩行で基礎をつくり、左自然体の構え(中段)を試みたところ「歩み足」の剣道が出現した(常歩剣道のコーナー

 スポーツの動作も、左右自然体としてみると分かりやすい。 

2010年10月14日

浜田節夫プロ【2010PGAティーチングプロ選手権シニアの部・FR】優勝

浜田.jpg 「2軸感覚スイング」でお馴染みの浜田節夫プロが本年度の「ティーチングプロ選手権シニアの部」ファイナルラウンドで優勝しました。ファイナルラウンドは、14日、JFE瀬戸内海GC(岡山)にて開催されました。

 試合後、浜田プロからお電話をいただき、優勝を喜び合いました。「2軸感覚スイング」については、「とにかく方向性がいい」と語っておられました。今年はPGAのシニアツアーにも参戦されています。更なるご活躍を祈念します。

 優勝のようすは、日本プロゴルフ協会のHPでもご覧いただけます。

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プレーオフ後、徳永雅洋プロと握手する浜田プロ。副賞は「VAAM1年分」。


2010年09月28日

二軸動作“常歩(なみあし)”の実践

 7年前より二軸動作(常歩)をトレーニングに取り入れて成果をあげられている大阪市立桜宮高等学校教諭(同陸上競技部監督)の山本幸治先生が、これまでの実践の一部をまとめられました。このたび、当研究所HPに投稿していただきました。

 二軸動作“常歩(なみあし)”の実践

〜速く走るためにはどうすればよいのか〜

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(上記タイトルをクリックしてください。PDFによりご覧いただけます)

 山本先生によれば、「字数等の制限があり、これまでの実践のほんの一部しかまとめられなかった。」とのことですが、先生の真摯な取り組みと情熱が伝わってきます。

 

2010年09月23日

第7回身体開発研究会

日 時 平成22年12月19日(日) 14時〜17時

内 容 「スポーツと左右」

講 師 小山田良治(五体治療院)       

場 所 聖トマス大学セミナーハウス
      (http://www.st.thomas.ac.jp/other/access.html
         兵庫県尼崎市若王寺2丁目18−1

二軸動作の基礎にして真髄・・・身体の左右と動き・スポーツについて、小山田良治氏に語っていただきます。ぜひ、お越しください。講習料は無料。

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  第7回身体開発研究会(12月19日)は無事終了しました。ありがとうございました。

2010年09月09日

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

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 久しぶりに内容に引き込まれる本を読んだ。「BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”」

 著者のクリストファー・マクドゥーガルは、市民ランナーである。一つの疑問、「どうして私たちの足は走ると痛むのか?」から冒険がはじまる。

 メキシコの山地に住む「走る民族」タラウラマ族に行き着く。タマウラマ族とは、ワラッチという日本の草鞋に酷似した履物をはいて、何時間も走ることができる。

 それらの過程で分かったこと・・それは、わたしたちがランニングについて知っていることはどれもすべてまちがいだ・・と言うことだった。

 本書には衝撃的なデータが紹介されている。例えば、高級マラソンシューズを履くランナーは、安価なシューズのランナーに比べて、怪我をする確率が123%も多い。これは、あるロードレース4358人を分析した結果だ。

 また、ある実験ではやわらかい(クッション性のある)シューズを履いた場合と硬いシューズを履いた場合では、衝撃力にはなんの違いもないことが判明したとある。さらに、「垂直床反力における第2の、すなわち推進力のピーク値は柔らかいシューズのほうが高い」というデータも紹介されている。これは、シューズのクッション性が高いほど、足が保護されていないことを意味している。人間は、クッション性のあるシューズを履くと、無意識のうちに安定性(バランス)を求めて強く足をたたきつける傾向にあるらしい。

 さらに、ヒトの解剖学的分析から、私たちのからだは長く走るために進化したとする研究者の推論を紹介している。例えば、あまり知られていないヒトにもある「項じん帯」、これは他の哺乳類では犬、馬など走る動物だけが持つ。走らない動物にはない。走るときに頭の安定を保つためだ。また、アキレス腱も同様に走る動物にしかない。走ることができないチンパンジーにはアキレス腱がない。これらは、ヒトが走るために進化した証拠ではないかと研究者達は推測する。

 では、なぜヒトは走るために進化したのか。それは、狩猟形態だ。狩猟民族の歴史をたどると、かれらは200万年の間、素手で狩猟していたことになるらしい。その方法とは、走ること。長く走ることによって、獲物を動くことができない状態に追い込んでいたのではないか。

 とにかく興味深い内容が続きます。 

 


2010年09月02日

福田岳洋投手

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 先日、小田先生(京都大学)より、福田選手が一軍に登録された・・という連絡が入りました。 福田選手については昨年、記事を書きました。ご一読ください。

 彼は大谷高校から一浪を経て高知大学教育学部に進学、

2010年08月12日

日本人女性の脚

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  日本人の女性、特に若い女性の多くは、立位でつま先を内側に向けて立っています。女性向け雑誌などで「かわいい立ち方」とか「かわいい座り方」などの特集が組まれることもあるようです。

 ある調査によれば、これらの立ち方はアジアでも日本人女性が最も顕著だそうです。

 先日、小学校5年生の女の子(知人)の脚をみて驚きました。股関節が内旋傾向が著しいのです。

 本人に了解を得て写真を撮らせてもらいました。左の写真をご覧ください。両足をそろえつま先の向きを正面にしてもらいました。膝の向きに注目しください。内側に向いています。特に左の膝関節は45度内側を向いています。あやさ足2.jpg

 股関節が内旋で固まり、両膝がつかないO脚です。股関節内旋が原因による0脚は非常に多いようです。

 後日、彼女にいつもどんな座りをしているのか聞きました「ぺちゃんこ座り」です。この子の股関節内旋の原因はこの座り方だと思われます。

 股関節が内旋で固まれば、外旋が使えないだけではなく、膝の屈曲も動きとして著しく制限されます。日本人の女性の脚が心配だ〜〜〜〜〜。

2010年07月08日

空中戦の強さ(サッカーワールドカップより)・・・読売新聞より

kagaku20100706_02_l.jpg 読売新聞の連載「サッカーの科学」で、中村泰介先生(聖トマス大学)が空中戦の強さについて説明しておられます。

 ヘディングの強さで定評がある今野選手は「体の強さ、大きさはあまり関係ない。ポジショニング、跳ぶタイミング、落下点を予測する能力が必要」と語っているらしい。

 中村先生は、「ボールにタッチできる位置を確保するため、相手より前に陣取り、早く跳ぶこと。そして腕を広げて相手がジャンプする空間をなくすことが大事。それには、ボールの落下地点を予測する空間認知能力が求められる」と解説しています。。

 相手より早く跳ぶことによって「結果的に相手に乗っかるような動きが有効」といい、「腕を使って相手の体を押さえつけると、反則をとられる危険性もある。早く跳んで空間を先取りすれば、その後に跳ぶ相手選手に乗るような形になり、反則にならない」と説明しておられます。

 日本代表選手の平均身長は178・78センチで、2002年大会とほぼ同じです。日本サッカー協会によると、ある方法で測定した当時の選手のジャンプの高さは平均49・4センチで、フランス代表と比べ、身長とジャンプを合わせた高さは12センチ低かったそうです。

 ただ、単純な高さで決まらないのが空中戦の面白さです。

2010年06月10日

西海堂雑記−剣道「歩み足」のすすめー

 この動画をご覧ください。大日本剣道形の演武です。左は中山博道先生、右は高野佐三郎先生です。お二人とも昭和(戦前)を代表する剣聖(達人)です。剣道形は「歩み足」が主体なのです。

 先日より、剣道の左右自然体や足さばきについての記事を掲載したのですが、西海堂さんより、これまで(以前)地元の剣道連盟誌にご投稿された文章を送っていただきました。興味深い内容が随所に含まれておりましたので、その一部を抜粋し皆さんに紹介することにいたしました。

 是非ご覧ください。⇒ 「西海堂雑記−剣道「歩み足」のすすめ−」

              (投稿レポートコーナーからもご覧いただけます。)

 

一本歯(後歯)下駄