4〜5年前から、福岡県内の大学で「スポーツ文化概論」という講義をもたせていただいています。
今年度は奈良高専に赴任しましたので、集中講義の形式で行ないました。
大学と高専ではなかなか学年暦(一年間の予定)があいません。土曜日・日曜日での講義になりました。昨日は後期集中授業の最終日、ちょうどカメラを持参しておりましたので記念撮影。
熱心に講義を聴いてくれた学生諸君には感謝です。
昨日のWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ、内藤選手(チャンピォン)と亀田選手(挑戦者)の試合、結果は3−0の判定で亀田選手の圧勝。
亀田選手の冷静な試合運びが光った試合でした。
勝敗はともかく様々なことを考えさせられた一戦でした。
動きには格段の差があるように見えました。特に亀田選手の左ストレート、ほとんど予備動作がないのです。剣道などでは「色がない」といいます。「気配」が感じられない動きをいいます。
さらに、亀田選手は内藤選手のフック(強打)の間合いを最後まで見切りました。
それは亀田選手がサウスポーであることも大きな要素。ボクシングスタイルと左右の関係を検討してみると、インファイターは「オーソドックススタイル(左拳が前)」、アウトボクサーは「サウスポー(右拳が前)」となりそうです。
いや〜〜、今月はよく走りました・・車。
24日は名古屋、今日は福岡におります。
8月は、西日本を何度も縦断。6000キロ走りました。
昨日の晩、奈良を出発、広島県の福山まで下(高速を使わず)を走りました。深夜、福山東で山陽道にのりSA(福山)で仮眠、朝から走りました。
今回は壇ノ浦SAで昼食。関門橋を眺めながら、冷やしラーメンをいただきました。
明日、小田先生、小山田、河原先生(山口県バレーボール強化委員長)が福岡入りされます。
明後日は、西南学院高校で講習会に参加して奈良に戻ります。
8月23日〜24日はとてもハードな2日間でした。(でも楽しいかも・・)
23日(日)午後4時ごろ福岡を例の「常歩号」で出発。午後11ごろ、SA吉備に到着。SA・・・長距離ドライバーじゃないと分からないかな〜〜、高速のサービスエリアです。ここで一泊。車中泊。私の車はキャンピングカーなので、いつでも泊まれるよいうに準備されています(車中泊・・・楽しいですよ)。
このごろ、車中泊に関するの本やHPもあります。
翌24日(月)、午前7時半に吉備を出発。京都駅で小田先生と待ち合わせをしていました。小田先生を車に乗せて(乗っていただいて・・笑)一路愛知県小牧へ・・。車中では、色々な話をしましたが、やはり世界陸上の話へ・・ボルト選手の動き・。
「骨盤の縦回転に特徴があるんじゃないんですか〜〜〜」
とお話したところ、小田先生はもっと深く考察されていました。
「左右の縦回転に違いがあるよ〜〜」っと。さすがです。
これまで、数年間骨盤の水平回転を抑えることが走動作の課題となってきました。しかし、ボルト選手の出現で骨盤左右の縦回転を使う走りへとかわるのかもしれません。(こんなこと言っているのは、常歩研究会だけです・・・)
ボルト選手のゆったりした(そう見える)動きは、骨盤の動きと関係があると思われます。
そんな話をしながら小牧の「五体治療院」へ。実は、小牧でライディングの取材を受けるようになってました。先日お会いした和歌山さんと「BIG MACHING」(内外出版社)の方々がおいでになりました。
和歌山さんはじめ編集部の方々の「ライディング」に対する情熱をひしひしと感じながら取材は進みました。
とにかく「ライディング」技術は奥が深くて面白い。和歌山さんが小田先生のお話を聞いて、
「バイクに乗ったことがないのに、何でこんなに分かってもらえるのだろう」
と話されていました。ここが小田先生のすばらしいところ(失礼します・・笑)で、すべての競技や動作が分かってしまうんです(不思議・・)。午後1時からはじまった取材はあっという間に午後5時過ぎまで・・。
最後に記念撮影をしました。その後、小山田さんに夕食をご馳走になり、小田先生とともに京都へ・・。
小田先生をお送りしたあと奈良に戻りました。2日間、とにかく走りました(約900キロ)。しかし、走った以上に収穫のある2日間でした。
久しぶりの更新になります。
毎年、ある地方でのんびりするのですが、今年はインターネットにつながらない状態でした。2月にイーモバイルにネット環境を変えたのですが、範囲内ということでしたが、実際には圏外でした。
ネットにつながらないというのは、ある意味おそろしいもので仕事がたまります。この二日ほど仕事に追われております。メールの返信だけでも半日かかりました。(笑)
さて、今日は「幼児の歩き」の動画を載せます。1歳10ヶ月の男の子です。やはり、見事な二直線歩行です。手を振ることなく歩いています。
体幹を捻ったり、手を振るのは、歩行時の軸足やからだの回転トルクを補償するためだとすれば、手を振ることを教えなければいいのかな〜〜などと考えました。
歩行動作で保育園や幼稚園・小学校で、「手を振りなさい」というので、逆に体幹を捻る動きになるのかもしれませんね。
昨日は、サッカー観戦後、奈良(天理)で一泊。
今日は京都大学の小田研究室へ。私のほか小山田、三ツ井、水口、中村、志賀の常歩研究会メンバーでお邪魔しました。
「そうちょうカレー食べに行こうか??」と小田先生。
「早朝カレー??(昼食なのに??)」
「早朝カレー」ではなく「総長カレー」でした。(笑)
「入学式や卒業式の節目にしか接点のない総長をもっと身近に感じたい!そんな学生達の声から生まれたのが、新たな京大名物」だそうです。
二軸サッカーをチームとして取り入れてインターハイ出場を果たした浦和南高校と滋賀県予選で野洲高校を破った草津東高校との試合を観戦しました。
試合開始から、浦和南の柔らかい動きに驚かされました。これだけ二軸を取得しているチームをはじめてみました。
結果は3−1で草津東の勝利。草津東のカウンターからの前への突破力にはすばらしいものがありました。
試合後、サッカー関係者とはなしをしましたが、浦和南の動きを弱弱しいとか力強さがないとする見方もあるようです。
しかし、あの動きを評価しなければスポーツでのトップの動きには行き着きません。
勝敗は様々な要素で決まります。勝ち・負けだけで評価すると分からなくなります。勝敗を超えるとは言いませんが、それとは違う価値観でスポーツを見ることが大切だとつくづく感じた一戦でした。
浦和南そして草津東のイレブンの皆さん、すばらしい試合をありがとうございました。
なみあし無限 驚異のスポーツ上達法
「剣道なみあし流」
管理者 木寺英史
「身体動作論」「身体運動文化論」などから合理的な身体操作を追求しています。