下駄トレーニングの効果

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 先日より、「後歯下駄」の他に「足半下駄」を紹介しはじめました。「足半下駄」のお申し込みが殺到しておりまして、今は受付を見合わせております。

 さて、医療関係者で認定インストラクターの方からメールをいただきました。以下のような内容です。

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 先月、東京で、木寺先生の後歯下駄の講習が行われました。足の指の使い方が新鮮で、自宅でも下駄に乗る日が増えました。風呂上りにふと気づくと、左足の足跡の土踏まずの部分が、以前より、少し薄くなっているように見えました。(1枚目の写真です。これでも以前より薄くなっています。以前は土踏まずと母趾球が一番濃く跡がついていました。)

 数日後、下駄に乗った直後に風呂に入りました。2枚目の写真は、その風呂上りの足跡です。くっきりと土踏まずがあります。決して、無理な力を入れて立ったわけではありません。

 この年になっても、体って変わるものだと、驚き、喜んでいます。

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 動作トレーニングという場合には二つの意味があります。一つは動作に必要なカラダをつくるトレーニング、二つ目は動作のトレーニングです。多くの方は動作トレーニングには熱心ですが、動作に必要なカラダをつくるトレーニングをおろそかにしがちです。  

 下駄トレーニングは、それら両立させる画期的なトレーニングです。しかし、トレーニングの仕方にコツがあるんです。下駄会員ページでは、後歯下駄講習会の動画を公開しております。

後歯下駄セミナー開催

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 6月9日(土)東京・10日(日)名古屋で「後歯下駄セミナー」を開催しました。東京は15名、名古屋は7名の受講者がありました。当研究所では4年前より「後歯下駄」を紹介してきましたが、すでに350人以上の方が「後歯下駄」でトレーニングをされています。

 「後歯下駄」は乗るだけで比較的容易にニュートラルな姿勢(骨盤の位置)を体得することができます。また、履き方によって動作時の「足趾(足の指)」の操作法を覚えることができます。今回のセミナーでは足趾操作についても詳しくお伝えしました。

 名古屋の受講者からは次のようなメールをいただきました。

木寺先生、昨日はありがとうございました。下駄の履き方は、おもしろかったです。外旋位からの歩行、遊脚の沈み、支持脚のアシスト・・・どれもこれも勉強になりました。」

 私自身、二日間講習で長時間下駄を履きましたが、翌日の稽古(剣道)では動作感覚が格段明確になっていることに驚かされました。

 また、セミナーでは新たに「足半(あしなか)下駄」を紹介いたしました。「足半(あしなか)下駄」は、台座の後足部がありませんが、実はその構造により、動作時の「足趾」と「かかと」の操作を習得できます。

 この度「足半(あしなか)下駄」の販売を開始することにいたしました。木材の入手状態により、今回は10足限定です。

 下駄トレーニングは短時間で動作感覚を変容させることができます。是非、活用してください。また、引き続き「後歯下駄」の販売もいたします。

 写真左は「足半下駄」、右は名古屋受講の皆様です。この中にはオリンピック出場者も。

足半下駄

短時間のトレーニングで 

動作中の足趾操作と「かかと」を踏む感覚を習得できます。

トップアスリートも使用  

 なみあしに興味をもっていただいてありがとうございます。2015年春より当研究所で「後歯下駄」を紹介しましたところ、以来、ご使用者が増え続け、現在でもご購入者が絶えません。みなさまに広くお使いいただいています。

 当研究所では「後歯下駄」を姿勢改善と足関節の屈曲感覚を養う用具としてとらえています。しかしながら、その姿勢や感覚を用いて動くトレーニングをするには十分であるとは言えませんでした。

 使用者から以下のようなご質問やご意見をいただいていました。

○実際の動作の中でかかとを踏む感覚を知りたい。

○踵(かかと)が接地しないときの感覚を知りたい。

○立位静止中は分かるが、プレイ中の「足趾」の操作がよくわからない。

○下駄を履いて速く動くトレーニングを行いたい。

 当研究所では、一般的な一本歯下駄や前歯下駄(一本歯)の使用をひかえてきました。それらの下駄はかなり身体操作がすぐれている方でないと、足関節(足首の関節)を底屈(屈曲)方向に使う感覚が身についてしまうと思われるからです。

 2018年の平昌オリンピックである金メダリストが下駄を用いてトレーニングしていることがマスコミなどで伝えられました。その下駄は、前歯の下駄なのですが台座のほぼ後ろ半分がありません。当研究所では、すぐに同じものを取り寄せて吟味いたしました。

 金メダリストが使用していた下駄は、台座の部分がかなり狭く上級者でないと履きこなせないことが分かりました。当研究所でご紹介する下駄は台座の部分を広くしています。動作習得の初心者から上級者まで使用していただける形状になっています。

 台座の後ろがない下駄ですので「足半(あしなか)下駄」と命名いたしました。

  「足半下駄」でのトレーニングは次のような効果が期待されます。

○なみあしなどの合理的身体動作を下駄を履いたまま再現できる。

○踵(かかと)を接地しない動作での踏む感覚が習得できる。

○屈曲動作時の足趾の操作が容易に身につく。

○日本の伝統的身体操作法の基礎が習得できる。

 さて、この「足半(足中)下駄」を後歯下駄と併用してお使いいただくことによって、飛躍的に身体操作の能力が高まることをお約束いたします。当研究会では、2010年から、一本歯の下駄を使って屈曲感覚を身につける方法を指導してきました。新たな動作改善用具が加わります。

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 これが「足半下駄」です。ベテランの下駄職人の方が、足のサイズと特徴から微妙に鼻緒のしめ方を調節しています。非常に丈夫な構想で、ほとんど破損などの報告がありません。この度、「後歯下駄」とともに「足半下駄」の販売をいたします。

 下駄をご購入していただきました方には次の特典をおつけします。

会員ページより下駄を使用したトレーニング法などをご覧いただけます。

○ご質問や疑問点などはメールにて何回でもお受けいたします。

【足半下駄のサイズとシューズのサイズの目安】
サイズ     22.5cm〜25.5cm
サイズ     25.5cm〜26.5cm、足によっては27.0cm
LLサイズ      27.0cm以上

 

【価格】
 9800円(INS会員・なみあし会員)
11800円(一般) 
(どのサイズも価格は同じです) 
 
 下記のバナーをクリックし、お申込みフォームより必要事項を書き込み、ご注文ください。ワイズ(足幅⇒2E、3Eなど)を必ずご記入ください。おおよそで結構です。また、足の特徴(甲が高い、外反母趾気味)などをお知らせいただければ、職人さんが微調整いたします。

 下駄は常歩身体研究所からの特別発注ですので、一度に多く受注できません。ご購入希望者が多数の場合には、途中で受注をお休みすることがあります。ご了承ください。

(お支払いは、クレジットカード・銀行振り込みがご利用できます。)

 

(なみあし会員の方は今月のパスワードをフォームにご記入ください)

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後歯下駄セミナー

 なみあし感覚が短期間で習得できる

待望の後歯下駄セミナー開催 

 私たちは学校体育などで「伸展動作」を教えられてきました。「伸展動作」は「地面を蹴るからカラダが動く」という感覚です。私たちはつま先(前足部)で地面や床を蹴ることによって「前進する」と感じています。もう少し詳しく言うと

「動作するときのアクセルはつま先でブレーキは踵(かかと)」

であると感じています。皆さんもそうではないでしょうか。

 しかし、なみあし(合理的身体操作)を習得しようとするときに最初に行わなければならないことは、この感覚を変えることなのです。つまり、「アクセルは踵(かかと)でブレーキはつま先」であることをカラダに覚えさせなければなりません。

 この作業を私は、

「アクセルとブレーキを入れかえる」

と表現しています。

セミナーなどではこの「アクセルとブレーキを入れかえる」ことだけでなく次のようなご質問を多く受けます。

○姿勢を変えたけどこれでいいのかどうかわからない。

○膝を抜く動作がよくわからない。できているかどうか不安だ。

○膝や足関節を屈曲させる感覚やイメージがわからない。

○股関節の外旋と足関節の操作の関連を知りたい。

などなど・・・。

 これらの動きや感覚はセミナーや講座でお伝えしているトレーニングによって習得することができます。しかし、「後歯下駄」を履くと、これらの動きや感覚を短期間で習得することができるのです。

 ところがこの「後歯下駄」のトレーニングはコツが必要なのです。シューズを履くような感覚で下駄に乗っても効果は半減どころか、ほとんどないと思います。この度、多くの方々よりご要望の多かった「後歯下駄セミナー」を開催することといたしました。

 「後歯下駄セミナー」を受講することによって次のよういなことが身につきます。

○踵(かかと)を踏んで前進する感覚が即座にわかる。

○自分に最も適した骨盤の位置を習得できる

○膝を抜く方法が習得できる。

○膝関節を屈曲させるときの足趾の操作が分かる。

などなど・・・。

 これらの動きや動作を習得することで怪我をせずに楽で疲れない動作法を身につけることができます。 

 ご受講の場合は、「後歯下駄」をご持参ください。また、  下駄をお持ちでない方は受講をお申し込み後、後歯下駄をお申し込みください。セミナーに間に合うようにお送ります。

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 さらに、今回のセミナーでは当研究所が試作している「足半下駄」も紹介いたします。

 実際に「足半下駄」を履いていただけます。「足半下駄」は平昌オリンピックでスケート選手が使用していたものより台座の部分を長くしています。そのことによって、下駄初心者でもかかとが接地していなくてもかかとを踏む感覚(イメージ)を習得することができます。

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 下駄を用いたトレーニングで効果を上げるためには、トレーニングの目的と方法を理解して学ぶことが大切です。前足部とかかとの機能を入れかえて「アクセルとブレーキを入れかえる」操作を足趾の操作で行うことが明確に体験していただけます。


受講料 一般 12000円  会員 10000円  INS会員 8000円
    (INS会員 ⇒ インストラクター会員)

開催日程

東 京  6月  9日(土) 18:00〜19:30 (定員10) 講師 木寺英史

名古屋  6月10日(日) 15:00〜16:30 (定員5) 講師 木寺 

大 阪  6月16日(土) 18:00〜19:30 (定員10) 講師 木寺英史

福 岡  6月23日(土) 15:00〜16:30 (定員5) 講師 木寺英史

足半下駄

足半下駄.JPG 下駄製作所より「足半下駄」の試作品が送られてきました。平昌オリンピック後、スケート選手が使用していたものと同じ下駄に乗る機会がありました。

 それは台座部が狭く(短く)初心者には難しく感じられました。この試作品は、台座部分を多少長くしてあるために、下駄初心者でも、足の指を底屈させ、かかとを踏む感覚が得られます。かかとが接地していなくても、かかとを下げる操作を習得することができます。

 また、これまでの後歯下駄とこの足半下駄を併用すると、カラダがかかとで前進しつま先で後進させる操作を足指で行うことができるようになります。

 なみあし身体研究所/動作改善普及センターに、新たなトレーニング用具が加わりそうです。6月に東京・大阪・名古屋・福岡で開催されます「後歯下駄セミナー」で、この「足半下駄」を履いていただけます。販売は「後歯下駄セミナー」終了後になる予定です。

屈曲動作と履物

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 前近代の日本には様々な歩行形態があったことが分かってきました。現代人は、「歩き」というと、老若男女それほど違うとは感じてないかもしれませんが、江戸時代までの日本には、現代にはない「歩様」(歩行の形態)があったと考えられるのです。そのなかに「からだにやさしい歩き方」や「スポーツのパフォーマンス」の基礎となる「歩き」がありました。それは、「屈曲動作(感覚)」による歩きです。

 現代人のほとんどが、股関節・膝関節・足関節を伸展方向にアクセントがある「伸展動作(感覚)」による歩きをしているのに対し、「屈曲動作(感覚)」による歩きは、それらの関節を屈曲方向に積極的に動作させます。この「屈曲動作(感覚)」によって、可能な限り「内力」以外の「力」を用いた「歩行」が実現します。

 しかし、多くの現代人はこの「屈曲動作(感覚)」による歩きができません。「屈曲動作(感覚)」による心地よい感覚を体験できない方がほとんどです。

 その原因の一つが履物の変化です。昔の日本人は「草履」「草鞋」「足半」などを着用していました。これらの履物を着用すると、シューズの場合と違い、足趾(足の指)が屈曲(底屈)方向に動くのです。屈曲方向とは地面をつかむように動くことです。これは、これらの履物に鼻緒がついていることや、草鞋や足半が台座から足の指がはみ出すようにつくられていることによります。これらの構造により歩行時に足趾が地面をつかむように動きます。このことによって足関節も膝関節も股関節も屈曲方向にアクセントがある動きになります。

 スポーツ選手らを指導するときに、裸足になって歩いてもらいます。すると、ほとんどの選手は歩行のサイクルで足趾が屈曲(底屈)する局面がありません。足関節や膝関節を積極的に屈曲方向につかうことができません。すると興味深いことが起こります。ゆっくり走ることができないのです。

 五体治療院の小山田良治氏は「LSD」を提唱されています。「LSD」とはゆっくり走ることです。「Long Slow Distance」の略です。選手に歩くより遅い速さ(3.6Km/h程度)で走ってもらいます。すると足趾が屈曲(底屈)しない選手はゆっくり走ることができません。膝を上手く屈曲させて下腿を前に倒すことができないのです。ゆっくり走ることによって「屈曲動作(感覚)」の土台がつくられます。

 上の右下は、アシックスのVFT構造のシューズです。足趾が屈曲(底屈)するような構造になっています。

マラソン足袋

 前近代(江戸時代まで)の日本人のからだ使いを、洗い出そうと考えているのですが、なかなか方法が難しいのです。何しろ、当時の日本人がいません。現在のようにビデオが残っているわけでもありません。しかし、その当時の日本人の動作に、すばらしい身体操作法があると確信しています。一つは、履物や服装から、当時の歩き方や動作を推測することです。草鞋や草履、足半、足袋というような、日本の伝統的履物から動きを考察することができると考えています。

 今日は、日本人の走力について調べていたのですが、明治44年(1911)に行われた翌年に開催されるストックホルム五輪に向けたマラソンの予選 会に出場した金栗選手は、当時の世界記録(但し、当時は40・225km)を27分も縮める大記録を出し、日本人初のオリンピック代表選手となりました。実は、その時に履いていたのが足袋なのです。足袋といっても、マラソン用に作成された「マラソン足袋」です。

 

 そこで、マラソン足袋を検索しておりましたら、最近アシックスが「マラソン足袋」を復活させたという記事を見つけました。同社のブランド「オニツカタイガー」から「マラソン足袋」を原型としたスニーカー「OKATABI MT」を2011年1月中旬に発売、さらに「OKATABI SANDAL」を2011年3月下旬から発売したらしい。2商品は、アシックスの前身であるオニツカタイガーが1953年に開発した「マラソン足袋」を現代風にアレンジしたもの。男性用の「OKATABI MT」は、柔らかいスエード素材に格子柄の模様を配し、かかとには足袋に使われる留め具「コハゼ」を思わせる刺しゅうと糸をあしらっています。レディース向けの「OKATABI SANDAL」はぞうりの意匠も取り入れ、かわいらしさをアピール。以前の商品と比べ、よりストリートファッションにも合わせやすいデザインが特徴のようだ。

日本はきもの博物館

 広島県福山市にある「日本はきもの博物館」へ行ってきました。きっかけは、10日ほど前に、「草履(ぞうり)」・「草鞋(わらじ)」などの写真を分けていただこうと思い電話をしたこと。「うちは写真撮影自由ですから、おいでになって好きな写真をおとりになったらどうですか」・・・・というわけで、写真撮影にうかがいました。たぶん、日本で最も多くの履物を展示してある博物館だと思います。 最近、草履・草鞋・足半などの日本の伝統的履物と、動きの関係を考えています。その中に、武術などの動きの基礎があるように思います。そして、それらの履物を着用したときの動作は、現代人がそれらを履いたときのものとは全く異なると思えてきました。しばらくは、それらの履物から歩行や動作を考えてみたくなりました。

メキシコオリンピック、マラソン競技銀メダルの君原選手のシューズです。

一本足打法の元祖、王貞治氏のスパイクです。

足半屋(あしなかや)

asinaka010.jpg 先日、「足半」が送られてきました。「足半」は、「あしなか」と読みます。このHPでも紹介しました。送っていただいたのは、ネット内講座を受講されている松田さんからでした。松田さんは、東京渋谷区で整体院を開院されています。また、「足半屋」というHPを開設されています。実に、よく「足半」について調べられています。ぜひ、ご覧ください。

 私も、「足半」について非常に興味を持っています。日本の伝統的履物特性の要素がつまっていると思います。

屈曲感覚と足半

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   私たちは「屈曲(感覚)で動く」ことが合理的動作につながると考えています。しかし、その動きやイメージがつかめない人が多いようです。

 その最も大きな要因は「はきもの」。かかとが高い「はきもの」を、幼少時から履いてきた若者に、この「屈曲感覚」を伝えるのは容易ではありません。

 上の写真は「足半(あしなか)」という「はきもの」。戦国時代は武士は日常的にはいていたようです。江戸時代になると農作業などでも使用されたらしい。草履(ぞうり)に似ていますが、かかとの部分がありません。

 かなり前から、その「足半」を模したサンダル(健康のためのサンダル)が販売されるようになりました。以前は、「かかとが着かない」というようなコンセプトだったようですが、最近では「足のゆびとかかとが地面につく」というように変化してきています。

 まさしく、屈曲感覚で履く「はきもの」だと思います。この足半については、神戸大学大学院の高橋昌明教授が「日本人の歩き方」として投稿されています。是非、ご覧ください。