石川選手、卓球ワールドツアーグランドファイナル優勝・・・・おめでとう
2014-12-16
卓球の石川佳純選手が、卓球のワールドツアー・グランドファイナルの女子シングルスで日本勢として初優勝。強豪の中国勢は出ていなかったとはいえ快挙である。
講演会や講習会で、よく石川選手の身体操作に関しては紹介させていただいていた。上はそのスライドである。理由は、日本の女子卓球選手の中で唯一「沈み込み抜重」がつかえる選手だからだ。「抜重」というのは両足を床(地面)から離してカラダを浮かせること。「抜重」することによって、腕が素早く、もしくは巧みに動くのだ。多くの競技で「抜重」を使っている。剣道の跳躍素振りも「抜重」によって竹刀を早く振る稽古である。
「抜重」には「立ち上がり抜重」と「沈み込み抜重」がある。「立ち上がり抜重」は卓球に限らず多くのプレーヤーが無意識に利用しているが、「沈み込み抜重」を使える選手は少ない。その中で、石川選手は「沈み込み抜重」を利用している。
「立ち上がり抜重」は予備動作が大きいのに対して、「沈み込み抜重」は予備動作がない。そのために相手が反応できないことが多い。
「抜重」という観点でいうと、「立ち合上がり抜重」はスポーツ技術に多く見られ、「沈み込み抜重」は武道(武術)で多くみられる。そして「沈み込み抜重」はほぼ静止状態から生み出される。よって、スポーツの動きと違って、武道(武術)は「静」に特性がある。