2019年11月25日

スワイショウで元気になる

 なみあし身体研究所インストラクターの田口嘉朗氏が 【どんな不調でも回復を良くするコツ】 としてユーチューブで「スワイショウ」を紹介されています。「スワイショウ」は研究所セミナーの「錬氣法」でも紹介しています。

 田口氏は「スワイショウ」について

「背骨を柔らかくすることで 自然治癒力を高め 自分自身の身体が治れる状態に 導いてくれる体操です。 まずは3分間やってみてください」

と説明されています。ぜひ、動画をご覧ください。(田口整骨院のページはこちら)

2019年10月20日

帽子の効用

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 スポーツなどでは帽子を着用する競技も多い。マラソンや登山などでは多くの方々が帽子をかぶっています。日よけや熱中症対策として帽子を着用する方も多いといわれます。

 しかし、動作の観点からみるとまた違った効用があるように思います。先日、「頭上運搬で立位姿勢を整える」の記事を掲載しました。この記事へは多くの新たな情報が寄せられました。それらを総合すると「頭部」に何かを乗せることによって骨格が整うと考えられます。頭部が適正位置へ保持される効用がありようです。

 先日、大阪で開催しました「ひもトレ」でも頭部にヒモを乗せる(巻く)ことによってカラダ全身を有効に操作できることが紹介されました。鉢巻や剣道で使用する手ぬぐいなども同様の効果があるのかもしれません。

 そして、帽子や鉢巻などの効果は、実際にそれらを着用していなくても身につけているとイメージするだけでほぼ同じ効果が期待できるようです。

 帽子や鉢巻を動作改善の用具として使えそうです。


2019年10月01日

美ウォーク

 9月28日(土)に、オリジナルセミナー「なみあし美ウォーク」を開催しました。参加者は8名。座学と実技を2時間30分実施しました。セミナー終了後、女性お二人の「なみあし美ウォーク」を撮影させていただきました。お二人とも、1級講座からマスター講座へ進まれていますので「合理的身体操作」を習得されています。そのうえで、カラダにやさしく、かつ美しく歩ける「美ウォーク」をトレーニングされました。

 歩きの法則を理解して実践することによって、颯爽(さっそう)と美しく歩く方法が身につきます。「美ウォーク」は「ウォーキングマスター養成講座」でも取り組んでいただきます。

2019年09月28日

「頭上運搬」で立位姿勢をととのえる

杉浦(姿勢).jpg 動作の基礎となる「ニュートラルな姿勢」をどのように習得するのか。また、指導するのか。動作改善を志すときに、最も重要な課題です。

 姿勢を調整することなく動作だけを変えようとされている方がとても多いものです。

 「なみあし身体研究所」では、足裏の足圧を感じていただいたり、壁を用いたり、さらには「後歯下駄」を用いて姿勢調整を行ってきました。どれも有効な方法であると思います。

 先日、鹿児島にお住いのマスターインストラクターである杉浦氏から「写真(左)」が送られてきました。添えられていた文章によると、頭上に本などをおいて立位姿勢をとるとリラックス度が向上するという内容でした。杉浦さんは、体感覚が非常に優れた方なのですが、リラックスが増すということは、ニュートラルな姿勢により近づいたことを意味します。写真の杉浦さんの立位姿勢は理想的な立ち方をされています。

 以前から、ウォーキングなどのトレーニングにおいて頭上にものを乗せて歩く方法が用いられてきました。実は、運搬方法で頭上にものを乗せるというのは代表的な運搬法の一つです。

頭上運搬1.jpg頭上運搬2.jpg

 現在でも、沖縄地方ではこの「頭上運搬」が残っている地域があるようですし、アフリカでは一般的な方法として「頭上運搬」がみられます。さて、『運ぶヒトの人類学』(岩波新書)の著者である川田順造先生は、頭上運搬が可能になる条件として「骨盤の前傾」をあげられています。そして、運搬法とその民族の姿勢には関係があると考察されています。 

 さらに興味深いのは、日本でも中世までは「頭上運搬」が一般的であったという説があることです。そのころの静止画には「頭上運搬」をしていなくても背筋が伸び、骨盤が前傾しているように描かれている人物が多く登場するとのことです。しかし、近世(江戸時代)になり、日本人の運搬方法は「頭上運搬」から「背負う」ようになりました。それにつれて、日本人の骨盤は後傾して胸が閉じたのではないかと考えられます。

 先日、ウォーキングマスター養成講座の「グループコーチング」で、この「頭上運搬」が話題となり、ある治療家の方から姿勢の指導で「水の入ったビーニーる袋」を頭上に乗せることをトレーニングの一つにされているというお話がありました。

 その民族や人の姿勢が物の運搬方法を決めるのではなく、運搬方法が姿勢を改善していくと考えられます。頭上運搬が一つの有効な姿勢改善方法として浮かび上がってきます。


2019年06月30日

サニブラウン、100M・200Mを制す(令和元年、日本陸上選手権)

  第103回日本陸上競技選手権において、100メートル(10秒02)に続き、男子200メートル決勝でも、17年ロンドン世界陸上7位のサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が20秒35(向かい風1・3メートル)で優勝。自身2大会ぶり2度目となる短距離2冠を果たした。

 秋のドーハ世界陸上は、100メートルに続き200メートルでも代表内定。400メートルリレーとあわせ、3種目で表彰台を目指す。

 さて、サニブラウン選手の走りをどのようにご覧になったであろうか。動作学の側面からみてみよう。まず、目立つのは体幹の柔らかさである。これは米国でのレースではそれほどでもないが、日本人選手とのレースでは際立っている。言い方を変えると、他の日本人選手は著しく体幹を固めているように見える。これが、日本人の身体的特性によるものか走る技術によるものかは明確はならないが、体幹を固めているため重心の左右移動に影響があると思われる。2足で移動するのであるから適度な重心の左右移動が必要である。体幹を固めるとその移動がスムースにいかない。

 体幹の柔らかさはアーチの変化にも影響がみられる。スタートからトップスピードまでは胸を閉じて前傾を保っている。そして、トップスピードからは徐々にアーチをつくりフィニッシュでそれが最も大きくなっている。スタートからフィニッシュまで腰の角度の変化をおさえて体幹で角度をつくっているようにみえる。

 そして、これはデータをとらないと明確には言えないが、脚のたたみがはやい。はやいというのは、時間的にはやいのではなく、脚の後方スイングの局面のはやい時期にたたまれている。脚がはやい時期にたたまれるということは、前方スイングで足が鋭角に振り出されることを意味している。

 いずれにせよ、ボルト選手ほどではないが体幹の左右移動と体幹の柔軟性がないとできない走りである。他選手と比較すると著しく力感がない。世界選手権での活躍が期待される。

2019年03月12日

屈曲動作を練習する

 屈曲動作の練習方法の動画を撮ってみました。屈曲動作で大切な膝の屈曲(抜き)です。動画は右半身(自然体)で右足から一歩出る動きです。

 まず、膝の抜きは「遊脚」の操作から練習するといいようです(上の動画)。「遊脚」とは最初に動作させる脚です。この場合は右脚です。「遊脚」の操作で大切なことは膝よりもつま先が前に出ないことです。これは簡単なようですが案外難しい操作です。

 ヒトはカラダの末端の意識(末端感覚)が強いので、多くの方は膝よりもつま先が先にでてしまいます。鏡を見たり動画を撮ったりして膝が前方に移動するようにトレーニングしてみてください。

 次に、「支持脚」の操作を練習します。動画(中)では「支持脚」(左足)だけでカラダを支えた状態から「支持脚」の膝を屈曲させて前進しています。練習方法の紹介ですので、かなりオーバーに動いてもらいました。洗練されてくるとほとんどカラダの沈み込みがなく動けるようになると思います。

 「遊脚」と「支持脚」の抜きをそれぞれ練習しておおよそできるようになったら、両膝を同時に抜くようにします(動画下)。これもかなりオーバーに分かりやすく動いていただいています。

 このように「遊脚」「支持脚」、「両脚」と段階を踏んで練習してみてください。

 実際には、動く速さや距離によって左右の膝を抜くタイミングを変えます。これはご自身で工夫されるといいと思います。

 この動画では、「右自然体」で右足からでるトレーニングをしています。逆に、「左自然体」でトレーニングされてもいいと思いますが、多くの方々は「右自然体」の方がやりやすいと思います。

2019年01月07日

錦織が約3年ぶりの優勝、12個目のタイトル獲得。

エアケイ.jpg 今年で個人トーナメント開催に終止符を打つテニスの「ブリスベン国際大会」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日〜1月6日/ハードコート)で、男子シングルス決勝で第2シードの錦織圭(日本/日清食品)が第4シードで世界16位のダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦した。

 6-4、3-6、6-2のフルセットの末に錦織選手が勝利し優勝を決めた。錦織選手の優勝は2016年2約3年ぶりで通算12個目のタイトル獲得となった。

 この約3年間続いた決勝での連敗を9でストップし、14日に開幕する「全豪オープン」へむけ期待のもてる優勝となった。

 さて、錦織選手の代名詞といえば「エア・ケイ」。最近は封印したとも伝えらえている。ランクが上がって「エア・ケイ」を使えるような浮いたボールを相手が返してこなくなったとも。また、「エア・ケイ」を使わなくても打てるように体幹をトレーニングしたとも伝えられている。

 この「エア・ケイ」の封印を動作学的に考察すれば、立ち上がり抜重時に高速で振れるほどラケットが軽くないことにも一因であると考えられる。立ち上がり抜重というのは、ジャンプして両足が地面から浮いた状態を言う。その状態では上肢が楽にしかも高速に動く。

 しかし、その効果は上肢に何も保持しない場合か、軽いラケットなどを保持した場合に限定される。卓球やバドミントンのように軽量のラケットを使用する競技では威力を発揮するが、テニスのラケットではそれほど有効ではないとも考えられる。

 しかし、テニスにおいてもサーブでは立ち上がり抜重を多用している。抜重による上肢の操作は科学的研究の余地が多分に残されている。

2018年12月30日

桃田選手の強さの秘密

 数年前、まだ桃田選手が他競技の方々にはそれほど知られていなかったころ、バドミントン関係者からメールをいただいたことがある。

「とても膝の抜きが上手い選手がいるので動画をみてください」

というようなメールであった。当時拝見した動画も確かに「膝の抜き」が上手かったのだが、それからさらに成長して世界選手権者となった彼の動画をみると、動作学的には「スプリットステップ」に彼の強さの秘密があるように思われる。

 上の動画をご覧いただきたい。対戦相手のステップと比較して、とてもうまく、そして頻繁にスプリットステップを使っていることが分かる。

 対戦相手の選手らもスプリットステップを使っているが、彼らは左右のステップにばらつきがみられる。しかし、桃田選手のスプリットステップは、ほとんど左右の足が同時に着床している。左右が同時に着床することは、360度どの方向にも動作できることの条件である。対戦相手の選手らは左右の着床にばらつきがあるので動ける方向が限定される。

 このプレー中に両足同時着床するスプリットステップは、テニスのフェデラー選手も多用していた技術である。

 桃田選手の益々のご活躍を祈念したい。

2018年11月22日

骨盤前傾の誤解

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 当研究所では、選手などの動作改善で最初に取りくませることは適正な骨盤の角度を習得することです。一般的に、日本人は骨盤が後傾している傾向にあるので「骨盤を前傾させる」と理解している方も多いと思います。

 しかし、骨盤の前傾は注意が必要です。骨盤を前傾させると「弓腰」になる方が多いからです。上の写真のように腹部を前方に押し出すようにして骨盤を前傾させる方が案外多いのです。「弓腰」とは武術や武道で使用されてきた用語です。必要以上に骨盤を前傾させ腰が弓のように反っているために体幹の動き(力)を下肢に伝達することができません。昔から武術(武道)ではよくない(悪い)姿勢として伝えられてきました。

弓腰2.jpg 下の写真をご覧ください。左はほぼ正常な骨盤の傾きです。右は骨盤を前傾させすぎて「弓腰」になっています。注目していただきたいのは重心が落ちる位置です。正常な骨盤の傾きでは、重心がほぼ左右の内くるぶしを結んだラインの中央に落ちますが、弓腰の場合はそれより前方に落ちています。

 当研究所では腹部を後方に引くようにして骨盤を前傾させるように指導します。この操作を武術(武道)では「腰を立てる」と言います。

 骨盤の適正位置は熟練した指導者に見てもらわないと分かりにくいものです。ところが、自分自身で骨盤の適正位置を習得する方法があります。それが「後歯下駄」を履くことです。

 「後歯下駄」を履いて一日5分〜10分立つことで無意識のうちに適正な骨盤の傾きを習得することができます。
(写真は、https://www.google.com/より)

2018年10月06日

専科セミナー「なみあし美ウォーク」

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 10月6日(土)大阪で専科セミナー「なみあし美ウォーク」を開催。合理的に美しく歩くコツを公開しました。「なみあし美ウォーク」がいよいよ世にでました。私自身の長年の疑問(課題)は、動作が洗練されると美しくなるのに、なぜ歩行動作ではそれが一致しないのかということでした。それは美しい歩行に関する誤解があったのです。

 モデル歩きに代表される美しい歩きは、一般に腰がローテーション(水平回転)すると考えられています。しかし、これは大いなる誤解です。美しい歩行の基本は腰がローテーションしないことなのです。女性らしさを表現するときには腰は水平回転ではなく左右に振るようにして歩きます。

 美しい歩きは「なみあし歩行」が原理となっています。まず、「なみあし歩行」を習得してそれを応用すると美しい歩きが身につきます。

美ウォーク2.jpg

 なみあし歩行を習得した後に、上記の順に歩きを変えていくとすぐに美しく歩けるようになります。女性は美しく、男性はカッコよく・・・。 

 さらに遊脚の骨盤を下げることや、順回転歩行を学ぶと、様々な美しい歩きが生み出せるようになります。

 上の動画はセミナーにご参加いただいた60歳代のインストラクターの男性です。インストラクターですので「なみあし歩行」は習得済み。美ウォークのレッスン20分ほどでこのように颯爽とした歩きに変わりました。 

 足はほぼ一直線を踏んでいきますが、足全体ではなくかかとを一直線に踏むイメージが大切です。そして、足先は多少外を向けます。女性の場合は5度〜10度ほどでいいと思います。
 さらに腕は外に振ります。上から見た時に逆ハの字型になるようにします。そうすることで腰のローリングが抑えらえてカラダにやさしい歩きになります。

一本歯(後歯)下駄