【常歩流】右荷重と左かかと(2014.11.30)

2004-11-30

 

From:木寺英史(常歩身体研究所)

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これから伝統的な剣道を習得するための
方法を紹介していきますので、是非、
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このメルマガでお伝えしていく内容は、近日
スキージャーナルより著書としても発刊いたし
ます。

現在、編集作業を進めていただいております。


さて、現代剣道は「右荷重」の剣道である
ことを前号でお話ししました。

そして、「左荷重」の剣道はほぼ消失して
います。

なぜ、そのように言い切れるかというと、左
の踵を上げることが基本となっているからで
す。

左踵を上げて構えるということは、それだけ
左足の接地面積が狭くなりますから、右荷重
になります。

左踵を床から離すことが基本となったのは
昭和の初期だと思います。

高野佐三郎先生と中山博道先生の形の演武
の映像がユーチューブでご覧いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=R2ZRpl9WoPQ

画像があらいのでわかりにくいのですが、
高野先生が踵を上げ気味にされているのに対し
中山先生は踵をつけています。

ある意味、対照的な足さばきを披露されています。

当時の代表的なお二人の先生がこのような足さ
ばきをご披露されているということは、興味深
いことです。


さて、私が提唱するのは「左荷重」の剣道で
すが、決して、左の踵を接地しなければならない
ということではありません。

「左荷重」になるタイミング(機会)を覚える
ことからはじめます。

それによって、徐々に伝統的な歩行を基礎と
した剣道に移行できます。

先日著書の編集をされているスキージャーナル
のS氏(お名前をお出ししていいと
思いますが、今回はイニシャルで・・・笑)
から、伝統的剣道がなぜ常歩剣道につながるの
か?というご質問を受けました。

実は、右荷重の現代剣道では、踏込み足以外の
足さばきに移行しないのです。

これまで、私は踏込み足以外のすり足や歩み足
の剣道は、稽古しないからできない・・と
説明してきたのですがそうではないようです。

右荷重の現代剣道は、ほぼ踏込み足しかでき
ないのです。

いくら稽古されても左荷重の剣道にしない限り
剣道形に表現されているような足さばきが発現
することはないと思います。

私自身は、稽古ではほとんど踏込み足を使わない
ようになっています。

それでも、違和感なく稽古ができます。また、
とてもカラダに負担がかからない稽古ができ
ます。

私は、常歩剣道を本格的に目指した15年ほど前
から、体力的なトレーニングを一切やめました。

それまでは、一日20キロ走り込んだり、筋力
トレーニングも相当やりました。

しかし、この15年間は腕立て伏せの一回もやって
いません。

もう50歳半ばになりましたが、ひざも腰もヒジも
全く痛めておりません。

近いうちに、私自身の稽古も動画でご覧いただ
こうと思っています。

では、今日はこのくらいで・・・。

次回は、右荷重と踏込み足について詳しくとり
あげてみます。


(追伸)

できるだけ、週一ではメルマガを発行しようと
思っています。

よろしくお願いします。

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