2018年06月12日

後歯下駄セミナー開催

20180610名古屋下駄1.JPG20180610名古屋下駄2.JPG

 6月9日(土)東京・10日(日)名古屋で「後歯下駄セミナー」を開催しました。東京は15名、名古屋は7名の受講者がありました。当研究所では4年前より「後歯下駄」を紹介してきましたが、すでに350人以上の方が「後歯下駄」でトレーニングをされています。

 「後歯下駄」は乗るだけで比較的容易にニュートラルな姿勢(骨盤の位置)を体得することができます。また、履き方によって動作時の「足趾(足の指)」の操作法を覚えることができます。今回のセミナーでは足趾操作についても詳しくお伝えしました。

 名古屋の受講者からは次のようなメールをいただきました。

木寺先生、昨日はありがとうございました。下駄の履き方は、おもしろかったです。外旋位からの歩行、遊脚の沈み、支持脚のアシスト・・・どれもこれも勉強になりました。」

 私自身、二日間講習で長時間下駄を履きましたが、翌日の稽古(剣道)では動作感覚が格段明確になっていることに驚かされました。

 また、セミナーでは新たに「足半(あしなか)下駄」を紹介いたしました。「足半(あしなか)下駄」は、台座の後足部がありませんが、実はその構造により、動作時の「足趾」と「かかと」の操作を習得できます。

 この度「足半(あしなか)下駄」の販売を開始することにいたしました。木材の入手状態により、今回は10足限定です。

 下駄トレーニングは短時間で動作感覚を変容させることができます。是非、活用してください。また、引き続き「後歯下駄」の販売もいたします。

 写真左は「足半下駄」、右は名古屋受講の皆様です。この中にはオリンピック出場者も。

2018年05月30日

日大アメフト部違反タックル問題

日大アメフト部の当該選手によって関学大QB選手が全治3週間のけがをおった事件は、毎日大きく報道され社会問題にまで発展した感がある。

暴力的指導ができなくなって以降、古い体質の指導者らは、選手の人権を無視するような言動を浴びせるなどして、精神的に追い込む指導に変えたと聞かされていた。

優秀な選手を精神的に追い込んで強くするというのが前監督の指導方法だったらしい。さらに、部内で近年暴力が横行していたことも明るみになってきた。

暴力や理不尽な言動によって選手を精神的に追いこむ指導によってしか、選手を上達させる術を知らない指導者がいることに驚かされる。そして、理不尽な指導を受けた選手らは、そのことによって強くなったと勘違いして指導者になるとその指導方法を真似るようになる。

理不尽な指導は連鎖していく。

さて、今回の事件で「大学スポーツのあり方」に言及する識者が多い。教育の範疇でのスポーツ活動は「人間形成(人づくり)」であるから、暴力や理不尽な言動による指導はあってはならないとする論調が多い。

しかし、私は教育現場で行われるスポーツ活動だからこそ、暴力や理不尽な言動による指導が容認されてきたと考えている。明治期以降、日本のスポーツは学校で発展してきた。例えば、ベースボールはいきなり学校に入り込んで「野球」となった。学校で行われるスポーツ活動は教育の一環とみなされた。

教育の一環であるからこそ、暴力や理不尽な言動に耐えさせることによって「人間形成」がなされる、という論法がまかり通ってきたといえないだろうか。

遊びであれば、暴力や理不尽な言動による指導が入り込む余地はほとんどない。教育だからこそそれらが容認されてきたともいえる。

さらに、教育現場で行われるスポーツは「負けられない」「負けてはならない」ものとなった。なぜかというと、学校対抗となったからだ。学校の名誉を背負って臨む試合は、負けることが許されないものとなった。

こうして日本のスポーツは、教育の一環であるといいながら負けられないという、相反する性質を抱えていびつなものになった。

私は、日本のスポーツが健全なものになるためには教育とスポーツを切り離すことが大切であると考えている。スポーツの技術や動作の習得を第一義とすることによってスポーツによる本来の人間形成がなされると考えている。

2018年04月24日

伊吹山へ

20180420伊吹山3.jpg20180420伊吹山2.jpg20180420伊吹山1.jpg

 先日、滋賀県の伊吹山に登ってきました。登山道も分かりやすく、迷うところもないのですが、私にとってははじめての標高差1000メートル以上の山でした。

 休憩を入れて3時間半かかりましたが、一緒に登った妻は2時間40分で登りました。登山口から山頂までほぼ別行動です。

 登山を始めて8ヶ月足らずですが、徐々に自分のペースが分かってきました。呼吸が乱れないペースを守って歩くこと。そのペースは歩幅で調節すること。

 そうすると登りは平地と同様に歩くことができる事がわかりました。妻は、カラダに負荷がかからないと登った気がしない‥と言ってペースを上げていきます。

 多くの登山者の歩き方を拝見すると、もっと外旋位にした方がいい局面があると感じます。

 5月には私の講座にもご参加いただいている登山家の方とご一緒に北アルプスの焼岳に登る予定です。

 高齢者登山がブームなのですが、将来、安全にカラダに優しい山の歩き方を提唱できればと思います。


2018年04月11日

抜き(屈曲)で登山

20180409由布岳02.jpg20180409由布岳03.jpg

20180409由布岳01.jpg

 先日、単独で由布岳へ。私の場合、景色を眺めることより、歩行中の体感覚を確認したり、他の登山者の歩きを見ることの方が楽しい。

 頂上近くは。ガスがかかり強風だったため、難易度が高い西峰ではなく東峰へ。

 先日、東京のセミナーに北アルプスで登山を指導されている方がおいでになった。「抜きで上るためにはどうすればいいのか」「下りの歩き方は・・」など、興味深い意見交換をさせていただいた。まだまだ、私自身登山初心者なのだが、登山は上ったり下るのではなく「歩く」のだと感じている。登りや降りを日常の歩行と同じように歩けば体力の消耗はほとんどない。上りも下りも斜度が大きくなるほど「歩幅を狭く歩隔を広く外旋位で」がコツのようだ。

 下りはつま先は広げずに内旋でブレーキをかけることがよさそうだが、膝に負担がかかりすぎる。下りであっても斜度が大きくなればなるほど外旋位で膝を抜きながら歩幅を狭くすることが大切。たぶん、登山で膝を痛める方の多くは、下りで歩幅を広くするために膝の負担が大きくなるためと思われる。

 斜度によって歩幅と歩隔を調整することによって、日常の歩きに近づけることができそうだ。

2018年02月18日

山田宗司マスターインストラクターによるパーソナルレッスン

20180217大阪3.JPG20180217大阪1.JPG20180217大阪2.JPG

 2月17日(土)は大阪で1級講座・2級講座(A)を実施しました。

 その後、はじめての試みとして山田マスターインストラクターによるパーソナルレッスンを実施しました。今回は、アドベンチャーレースの選手である前川一彦氏がレッスンを受講されました。

「若い時のように力だけでなく、カラダの操作法を学びたいと考えて・・・」

とのことでした。90分間のパーソナルレッスンでずいぶん動作や感覚に変化があったようです。山田マスターインストラクターの「パーソナルレッスン」は今後、30分間の「ワンポイントパーソナルレッスン」として定期的に開催することにしました。次回は、3月31日(土)に東京で開催します。


2018年02月09日

「左荷重」・「無限流」は海を渡るか!

朝鮮大学1.jpg朝鮮大学2.jpg朝鮮大学3.jpg

 2月5日(月)から9日(金)まで、本学(九州共立大学剣道部)は韓国朝鮮大学剣道部の訪問を受けました。歓迎会・稽古・試合・観光など、有意義な5日間を両校剣道部員とともに過ごさせていただきました。朝鮮大学剣道部は昨年の全韓大学大会で第3位、実力のある剣士がそろっていました。また、礼儀やマナーも素晴らしく学ぶところが多々ありました。

 右の写真はソ・ヨンファン部長。部長から感謝杯を授与されました。中央の写真で私(木寺)と握手しているのは、オ・ギルヒョン監督。5年ほど前まで、韓国ナショナルチームで活躍された剣士です。彼とは3日間、ゆっくりと剣道について語り合いました。驚いたことは、彼が「左荷重」からの打突を知っていたことです。高等学校から入学した学生には、まず左を軸にしての右からの打突を徹底的に指導するそうです。また、彼自身の剣道も日本や韓国の若い選手とは全く異なるものでした。さらには、競技化やオリンピック参加問題などに関しても意見交換ができました。

 韓国では、以前は踏み込み足は強く踏み込むほうがいいといわれていたそうですが、最近では右足を低く前進させることがよいと言われるようになったそうです。韓国の剣道界は必死で日本剣道を学ぼうとしていることが感じられました。その姿勢には感銘さえ受けました。

 朝鮮大学剣道部とは今後定期的に交流することになりました。「左荷重」「無限流」は海を渡るかもしれません。

2018年01月23日

2018年「セミナー」「講座」はじまる。

基礎セミナー2.jpg20180120大阪基礎.JPG

 2018年の「セミナー」「講座」がはじまりました。

 1月20日(土)に大阪で今年のスタートを切りました。まずは、基礎セミナーの座学と実技を実施。1級1期生(インストラクター)の受講生も含め13名の受講がありました。実技は認定インストラクターでカイロプラクターの武智義雄氏が担当。工夫された実技内容でした。基礎セミナーの後は1級講座対象者に向けて認定実技内容を中心に約2時間の実技・・。

20180120大阪アクチ1.JPG20180120大阪アクチ2.JPG

 1級講座の後は、認定マスターインストラクターの山田宗司氏による「からだアクチベーションメソッド」が行われました。特殊ボードを用いて合理的身体操作を習得するためのからだをつくることを目的としています。2月24日(土)には東京でも開催します。また、2月17日(土)は大阪で山田氏による姿勢改善を目的としたストレッチセミナーとパーソナルレッスンも開催いたします。

気力を知ればすべてが変わる.jpg20180120大阪錬氣.JPG

 最後は専科セミナー「錬氣道場」を開催。昨年末より、カラダに作用する「氣」について取り上げています。「放鬆功」「胴体力トレーニング」「外旋ストレッチ」「スワイショウ」「站椿功」により「氣」を感じることができます。90分の実技で半数以上の方に自分の意志とは関係なくカラダが動く「自発動」が発現します。画期的な「錬氣システム」です。

 「氣」は元々すべての人に作用しています。カラダの抵抗を取り去ることによって「氣」の作用が表出してきます。決して苦行などにより会得するものではないのです。

2017年12月04日

セミナー「氣力を知ればすべてが変わる」

20171202錬氣.jpg 11月25日(土・大阪)に続き、12月2日(土)には東京で専科セミナー「氣力を知ればすべてが変わる」を開講しました。

 氣をいかにして錬るか・・をテーマに行いましたが、この錬氣法は15年間以上、私が実施してきた方法です。

 まず、座学によってカラダを動かす「力」について整理し、その中に「氣力」があることを述べました。その後、90分の実技で錬氣法を体験していただきました。

 今回のセミナーでは、3分の2以上の方に「自発動」があらわれました。「自発動」とは、自分の意志とは関係なく「カラダ」が動くことをいいます。この「自発動」には様々なとらえ方や賛否両論あるのですが、「自発動」が出ると、内力(筋力)・外力以外にカラダに作用する力があることが実感できるため、動作の感覚が著しく変化します。また、場合によっては人生観も変わってしまいます。

 定期的に錬氣法のセミナーを開催したいと思います。


2017年11月05日

大阪教育大学大学院健康科学専攻「成果報告」

21071104大教大学院総会.JPG

 昨日は「大阪教育大学大学院教育学研究科健康科学専攻」の第1回同窓会総会で「成果報告」をさせていただきました。私は夜間(社会人)大学院に2010年入学、2012年に修了しました。

 修士論文のタイトルは「現代剣道における剣道技術論に関する研究−「単え身」による剣道技術論の構築に向けて−」。

 内容は要約すれば「現代剣道の技術の拠り所を「日本刀」ではなく、「前近代の歩行原理」に求めることによって、伝統的な剣道の技が竹刀を用いた現代剣道でも発現する。」となります。

 日本刀での剣道技術の伝統を受け継ぐためには、竹刀を日本刀の観念で操作するのではなく、日本刀を操作していた時代の「歩行原理」で竹刀を操作すべき、そのことによって竹刀の合理性追求しつつ日本刀の伝統が受け継がれると考えられます。

 この内容はすこし読みやすくして「日本刀を超えて〜「身体」と「竹刀」から考える剣道論」として発刊されました。大学院の学びがなければ「左荷重」の剣道は生まれていませんでした。

 50歳を過ぎて大学院に通いましたが、学生という立場での大学生活がこんなに楽しいものだとは思いませんでした。

 写真中央は、社会教育・平和教育がご専門の山田正行教授。大学院時代は興味深い講義にひきこまれ、毎週山田先生の授業を心待ちにしておりました。修了後も、ご著書をおくっていただくなどご指導をいただいております。

2017年10月16日

名古屋基礎セミナー

20171007名古屋1.JPG20171007名古屋2.JPG

 10月7日(土)、名古屋で「基礎セミナー」および「特別セミナー」を開催しました。

 「基礎セミナー」の実技では、認定インストラクターの望月佐多央氏と高木俊文氏による指導が行われました。それぞれ、基礎セミナーをよく理解し、オリジナルな指導方法を交えるなど、私も勉強になる内容でした。

 名古屋での開催はそれほど多くはないので、今後、インストラクターの方々による開催が多くなると思います。12月2日(土)には、今回の講師をつとめた望月佐多央氏による「基礎セミナー」が開催されます。中部地方の方は是非ご検討ください。


一本歯(後歯)下駄