2018年07月29日

1級2期生講座A(福岡)

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 昨日は、福岡での第一回目の「1級2期生講座」を開催。福岡での受講者は2名。左の写真、私の右はトレラン(トレイルランニング)をご専門にされている中牧誠氏。左は競輪選手の俵裕一郎氏。

 当研究のセミナーや講座を経験されて、中牧氏は「登りが格段と楽になりました」、俵氏は「どのように動作を変えればいいかわかるようになりました」とのこと。1級講座(インストラクター講座)には、それぞれの分野の専門家やプロの方々が多く参加されています。

 右の写真は鹿児島でご活躍されているインストラクターの杉浦康雄氏。杉浦氏は正式な開講に先行して「マスターインストラクター講座」を受講していただいています。「マスターインストラクター」を取得後は、基礎セミナー・2級講座だけでなく1級講座も開講していただく予定です。

 正規のマスターインストラクター講座は2019年1月より開講予定です。

2018年07月04日

ワールドカップ2018、ベルギーに惜敗

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  サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本は2日、決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦、2-3で敗れた。

 日本は後半3分、MF柴崎岳のロングボールにMF原口元気が走りこんで先制。7分にもMF乾貴士が約23メートルのロングシュートを決めて2点差に。

 しかし、ベルギーは、2点を追う後半20分にMFマルアン・フェライニとMFナセル・シャドリを投入。その直後の後半24分にフェルトンゲンがヘディングで1点を返し、さらに29分にはフェライニが同点弾となるチーム2点目を決めた。後半アディショナルタイム(追加時間)の49分には、シャドリがついに決勝点を挙げた。

 2−0のリードを奪った段階で日本はベスト8を引き寄せたかと思われた。ベルギーの底力をまざまざと見せつけられたが、日本男子サッカーの未来に一筋の光がさした試合でもあった。

 ポーランド戦で試合終了前10分間、積極的に攻めることなくボールを回した日本だが、2点リードのベルギー戦ではあえて3点目を奪いに行っているように見えた。日本ベンチには2−0でリードのシミュレーションはなかったに違いない。1−0のままであれば違う展開になっていたと思われる。

 攻撃は最大の防御というありていないい方もあるが、勝負は守りで決まる。なぜかというと、ほとんどの勝負事で攻めるより守る方が確実性が高いからだ。

 武道(武術)でも、守りが体系化されていないように思われがちだが、実は防御が洗練されているので、ほとんど守りであるとわからない。その奥義を「懸待一致」などと表現する。

 ポーランド戦で明らかな時間稼ぎで海外メディアに指摘されたが、守りの戦術が洗練されれば時間を空費しているとさえ気づかれないであろう。

 そういう意味では、今後の課題は洗練された防御システムの構築にある。

2018年07月01日

錬氣法

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 からだに作用する(からだを動かす)力は「内力(筋力)」と「外力(重力・地面反力)」。しかしながら、内力・外力だけでは説明がつかない「力」があることも確かです。多くの方がそのことに気づいていると思います。

 その「力」を実感することで動作感覚が変容していきます。当研究所では「氣」を実感する方法として錬氣法を紹介しています。

 (1)放鬆功・(2)胴体力トレーニング・(3)外旋トレーニング・(4)スワイショウ・(5)站椿功(タントウコウ)を実践することによって、自発を導くことができます。

 自発とは自身の意思とは関係なくカラダが動作することを言います。自発を経験することで「無(無意識)」でカラダと動作させる感覚と方法が養われます。

 当研究所の錬氣法は参加者の3分の2以上に方に自発が現れます。「氣」は決して特別な訓練をして得るものではなく、だれにでも作用している力です。錬氣法によってその力を表出させることができます。

2018年06月29日

ワールドカップサッカー決勝トーナメント進出

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 2018ワールドカップサッカー、予選H組最終戦、日本はポーランドに0−1で敗れたものの、H組2位で予選を突破し決勝トーナメントに進出した。

 別会場で、コロンビアがセネガルに先制したため、日本は試合終了前約10分間、積極的に攻めることをせず、ボールを回して失点を防ぐ戦法を選択した。

 決勝トーナメント進出の可能性を考慮すれば、最も確率の高い戦法を選択したといえる。

 しかし、この戦法に対しては賛否両論が伝えれている。

 北アイルランド代表のマイケル・オニール監督は英BBCの番組で「指導者として、別の試合で何が起きるかに運命をそっくり預けるとはあぜんとする。日本が好きになっていたのに、正直、次戦ではボコボコにされてほしいと思う」と突き放した。

 仏スポーツ紙「レキップ」(電子版)は、「後半30分まではさして面白くない試合に過ぎなかったが、残りの15分はあまりにみっともなかった」と酷評。「日本は決勝トーナメントに進めると考えて、10人でパス回しを始めた。結果、日本は予選を通過したが、栄誉は伴わなかった」と評した。

 60年ぶりにワールドカップ出場を逃したイタリアのコリエレ・デラ・セラ紙(電子版)は「フェアプレーの逆説」として、日本は「失点を恐れ、延々とパス回しをして時間をつぶすことに決めた」と報じた。一方のポーランドにも「2点目を挙げる必要がなかった」と指摘。「先に進むためには免責されるのか……」と疑問を投げかけた。

 さて、日本ではあるスポーツライターの方が、「この試合は、日本人のスポーツに対する考え方の転換期になるかもしれない」と語っていた。

 日本の身体運動を考察すれば「勝敗とは異なる価値観が有する」ことがその特性であった。勝つことも重要だが、それと同様がそれ以上に大切な要素が存在するとされてきた。それは、ありきたりな正々堂々と戦うというようなことではなく、技術や技能の優劣と競技の勝敗は一致しない場合もあるという考え方である。

 確かに、戦法としては有意義であったが後味の悪さが残ったことだけは確かだ。そして、前述のスポーツライターの方が指摘したように、この勝利が日本人の勝敗観を変える契機になるかもしれない。

2018年06月12日

後歯下駄セミナー開催

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 6月9日(土)東京・10日(日)名古屋で「後歯下駄セミナー」を開催しました。東京は15名、名古屋は7名の受講者がありました。当研究所では4年前より「後歯下駄」を紹介してきましたが、すでに350人以上の方が「後歯下駄」でトレーニングをされています。

 「後歯下駄」は乗るだけで比較的容易にニュートラルな姿勢(骨盤の位置)を体得することができます。また、履き方によって動作時の「足趾(足の指)」の操作法を覚えることができます。今回のセミナーでは足趾操作についても詳しくお伝えしました。

 名古屋の受講者からは次のようなメールをいただきました。

木寺先生、昨日はありがとうございました。下駄の履き方は、おもしろかったです。外旋位からの歩行、遊脚の沈み、支持脚のアシスト・・・どれもこれも勉強になりました。」

 私自身、二日間講習で長時間下駄を履きましたが、翌日の稽古(剣道)では動作感覚が格段明確になっていることに驚かされました。

 また、セミナーでは新たに「足半(あしなか)下駄」を紹介いたしました。「足半(あしなか)下駄」は、台座の後足部がありませんが、実はその構造により、動作時の「足趾」と「かかと」の操作を習得できます。

 この度「足半(あしなか)下駄」の販売を開始することにいたしました。木材の入手状態により、今回は10足限定です。

 下駄トレーニングは短時間で動作感覚を変容させることができます。是非、活用してください。また、引き続き「後歯下駄」の販売もいたします。

 写真左は「足半下駄」、右は名古屋受講の皆様です。この中にはオリンピック出場者も。

2018年05月30日

日大アメフト部違反タックル問題

日大アメフト部の当該選手によって関学大QB選手が全治3週間のけがをおった事件は、毎日大きく報道され社会問題にまで発展した感がある。

暴力的指導ができなくなって以降、古い体質の指導者らは、選手の人権を無視するような言動を浴びせるなどして、精神的に追い込む指導に変えたと聞かされていた。

優秀な選手を精神的に追い込んで強くするというのが前監督の指導方法だったらしい。さらに、部内で近年暴力が横行していたことも明るみになってきた。

暴力や理不尽な言動によって選手を精神的に追いこむ指導によってしか、選手を上達させる術を知らない指導者がいることに驚かされる。そして、理不尽な指導を受けた選手らは、そのことによって強くなったと勘違いして指導者になるとその指導方法を真似るようになる。

理不尽な指導は連鎖していく。

さて、今回の事件で「大学スポーツのあり方」に言及する識者が多い。教育の範疇でのスポーツ活動は「人間形成(人づくり)」であるから、暴力や理不尽な言動による指導はあってはならないとする論調が多い。

しかし、私は教育現場で行われるスポーツ活動だからこそ、暴力や理不尽な言動による指導が容認されてきたと考えている。明治期以降、日本のスポーツは学校で発展してきた。例えば、ベースボールはいきなり学校に入り込んで「野球」となった。学校で行われるスポーツ活動は教育の一環とみなされた。

教育の一環であるからこそ、暴力や理不尽な言動に耐えさせることによって「人間形成」がなされる、という論法がまかり通ってきたといえないだろうか。

遊びであれば、暴力や理不尽な言動による指導が入り込む余地はほとんどない。教育だからこそそれらが容認されてきたともいえる。

さらに、教育現場で行われるスポーツは「負けられない」「負けてはならない」ものとなった。なぜかというと、学校対抗となったからだ。学校の名誉を背負って臨む試合は、負けることが許されないものとなった。

こうして日本のスポーツは、教育の一環であるといいながら負けられないという、相反する性質を抱えていびつなものになった。

私は、日本のスポーツが健全なものになるためには教育とスポーツを切り離すことが大切であると考えている。スポーツの技術や動作の習得を第一義とすることによってスポーツによる本来の人間形成がなされると考えている。

2018年04月24日

伊吹山へ

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 先日、滋賀県の伊吹山に登ってきました。登山道も分かりやすく、迷うところもないのですが、私にとってははじめての標高差1000メートル以上の山でした。

 休憩を入れて3時間半かかりましたが、一緒に登った妻は2時間40分で登りました。登山口から山頂までほぼ別行動です。

 登山を始めて8ヶ月足らずですが、徐々に自分のペースが分かってきました。呼吸が乱れないペースを守って歩くこと。そのペースは歩幅で調節すること。

 そうすると登りは平地と同様に歩くことができる事がわかりました。妻は、カラダに負荷がかからないと登った気がしない‥と言ってペースを上げていきます。

 多くの登山者の歩き方を拝見すると、もっと外旋位にした方がいい局面があると感じます。

 5月には私の講座にもご参加いただいている登山家の方とご一緒に北アルプスの焼岳に登る予定です。

 高齢者登山がブームなのですが、将来、安全にカラダに優しい山の歩き方を提唱できればと思います。


2018年04月11日

抜き(屈曲)で登山

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 先日、単独で由布岳へ。私の場合、景色を眺めることより、歩行中の体感覚を確認したり、他の登山者の歩きを見ることの方が楽しい。

 頂上近くは。ガスがかかり強風だったため、難易度が高い西峰ではなく東峰へ。

 先日、東京のセミナーに北アルプスで登山を指導されている方がおいでになった。「抜きで上るためにはどうすればいいのか」「下りの歩き方は・・」など、興味深い意見交換をさせていただいた。まだまだ、私自身登山初心者なのだが、登山は上ったり下るのではなく「歩く」のだと感じている。登りや降りを日常の歩行と同じように歩けば体力の消耗はほとんどない。上りも下りも斜度が大きくなるほど「歩幅を狭く歩隔を広く外旋位で」がコツのようだ。

 下りはつま先は広げずに内旋でブレーキをかけることがよさそうだが、膝に負担がかかりすぎる。下りであっても斜度が大きくなればなるほど外旋位で膝を抜きながら歩幅を狭くすることが大切。たぶん、登山で膝を痛める方の多くは、下りで歩幅を広くするために膝の負担が大きくなるためと思われる。

 斜度によって歩幅と歩隔を調整することによって、日常の歩きに近づけることができそうだ。

2018年02月18日

山田宗司マスターインストラクターによるパーソナルレッスン

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 2月17日(土)は大阪で1級講座・2級講座(A)を実施しました。

 その後、はじめての試みとして山田マスターインストラクターによるパーソナルレッスンを実施しました。今回は、アドベンチャーレースの選手である前川一彦氏がレッスンを受講されました。

「若い時のように力だけでなく、カラダの操作法を学びたいと考えて・・・」

とのことでした。90分間のパーソナルレッスンでずいぶん動作や感覚に変化があったようです。山田マスターインストラクターの「パーソナルレッスン」は今後、30分間の「ワンポイントパーソナルレッスン」として定期的に開催することにしました。次回は、3月31日(土)に東京で開催します。


2018年02月09日

「左荷重」・「無限流」は海を渡るか!

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 2月5日(月)から9日(金)まで、本学(九州共立大学剣道部)は韓国朝鮮大学剣道部の訪問を受けました。歓迎会・稽古・試合・観光など、有意義な5日間を両校剣道部員とともに過ごさせていただきました。朝鮮大学剣道部は昨年の全韓大学大会で第3位、実力のある剣士がそろっていました。また、礼儀やマナーも素晴らしく学ぶところが多々ありました。

 右の写真はソ・ヨンファン部長。部長から感謝杯を授与されました。中央の写真で私(木寺)と握手しているのは、オ・ギルヒョン監督。5年ほど前まで、韓国ナショナルチームで活躍された剣士です。彼とは3日間、ゆっくりと剣道について語り合いました。驚いたことは、彼が「左荷重」からの打突を知っていたことです。高等学校から入学した学生には、まず左を軸にしての右からの打突を徹底的に指導するそうです。また、彼自身の剣道も日本や韓国の若い選手とは全く異なるものでした。さらには、競技化やオリンピック参加問題などに関しても意見交換ができました。

 韓国では、以前は踏み込み足は強く踏み込むほうがいいといわれていたそうですが、最近では右足を低く前進させることがよいと言われるようになったそうです。韓国の剣道界は必死で日本剣道を学ぼうとしていることが感じられました。その姿勢には感銘さえ受けました。

 朝鮮大学剣道部とは今後定期的に交流することになりました。「左荷重」「無限流」は海を渡るかもしれません。

一本歯(後歯)下駄