2017年08月14日

ありがとうボルト

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 数々の伝説を築いていたボルト選手が、世界陸上ロンドン大会を最後に引退した。

 彼が持っている100メートルの世界記録9秒58が破られるときは来るのだろうか。不可能なようにも思える。

 さて、カラダと左右に関して取り上げるときに、私が題材とするのがボルトの走りである。彼が北京オリンピックで圧倒的強さで100メートルで金メダルを獲得したとき、これまでの陸上競技の理論からはかけ離れたフォームが話題となった。

 肩を大きくゆする独特なフォーム。そして何より左右差が大きいこと。上の画像は6年前(ロンドンオリンピック2012直前)の数値である。左右の歩幅が20センチ違う。右足(右から左)の歩幅は2m59p、左足(左から右)は2m79p、実に20pの違いがある。一般的な選手は5p以内に収まることが多い。

 この数値から「左の蹴りが強い・・」と説明されることが多いのだが、見方を変えると「右から左への重心移動が早い・・」ともいえる。右から左への重心移動が早いことは、最高のパフォーマンスを発揮するための一つの条件である。

 この顕著な左右差は、ボルト選手が克服してきた脊椎側弯症が一因であると考えられるが、そうだとすれば、その身体的ハンディは、不断のトレーニングによって世界で最も速く走るための身体的特性へと変容したことになる。

 そして、側弯の方向が逆であれば、世界記録は生まれていなかったかもしれない。まさに、神が伝説のランナーとなるために与えた試練、いや贈り物だったといえる。

 彼の雄姿ををみることができなくなるのは残念だが、感謝の言葉で引退を祝福したい。

「ありがとうボルト」

2017年08月08日

他分野に学ぶ

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 8月5日(土)、特別セミナー「〜カラダの左右特性を知ろう〜」を開催しました。以前からご要望の多かった、左右に関して「左荷重の剣道」の指導で得た知見も交えて座学と実技を行いました。参加者は剣道関係の方々、トレーナー、治療関係、医療関係の方々・・・。

 セミナーなどを開催して様々な情報をいただくと、他分野や他競技に学ぶことが大切だと痛感することが多々あります。今回の特別セミナーでも、医療関係者の方から興味深いメールをいただきました。

 それは半身に麻痺がある方の歩行に関してです。

「右片麻痺(右側半身麻痺)より左片麻痺の方が、歩行能力の再獲得は難しく時間を要する」
「それは左足が支持脚で、右足は利き足(浮かせて使う足)の場合が多いから」

ということが言われているらしいのです。さらに、

「左麻痺の場合は右脳機能障害(空間認知の障害)も発生しやすく、加えてプッシャー症候群を発生する場合がある」

ということも左麻痺が歩行獲得に時間を要することの理由の一つとされているらしいのです。プッシャー症候群とは「損傷を受けていない非麻痺側の上下肢で自分の身体を麻痺側に押していく現象」とされています

 セミナーでは、左右のわずかな差で動作が大きく異なることを実感していただいたのですが、「健常の状態での左右の違いの大きさに驚き、左麻痺の不器用さを改めて理解しました。」とのご感想を述べられていいます。

 このように他分野の方々の情報をお聞きすることで、お互いに理解が進むと改めて感じました。

 上のスライドはセミナーで使用したスライドの一枚です。店舗の商品配置やランニング、また、テーマパークでのアトラクションの位置など、左右特性を用いている分野は多いのです。

 しかし、それぞれの分野で常識となっていることも他分野では全く知られていなことも多いようです。

 「カラダの左右特性」だけではなく、あらゆる事象について他分野の方々との交流が理解を深める一助となると思われます。

2017年07月25日

体育坐り

体育坐り.jpg これまで数人の方々から日本の体育授業で採用されている「体育坐り」についてたずねられました。「あの坐り方をさせていいのでしょうか?」というような「体育坐り」について懐疑的な意見が多いようです。少し調べてみますと、この「体育坐り」は昭和40年に作成された『集団行動指導の手びき』がきっかけとなって全国の学校で採用されていったらしいのです。 

 どのような経緯でこの坐り方が採用されたかはわかりませんが、子ども達のカラダにいい影響が及ばないことは想像できます。腰が立ちにくい日本人がこの姿勢をとれば、ますます胸が閉じ骨盤は後傾してしまいます。

 また、ある方から「あの坐り方は元々、奴隷や囚人にとらせた姿勢ですよ」と教えていただきました。古代エジプトのレリーフには異民族の奴隷を「体育坐り」させているものがあるようです。

 子ども達は学校で教わることは「正しい」とイメージします。「気をつけ」と同様にこの姿勢が「正しい」「カラダのよい」などのイメージをもって生活していくことを想像するととても残念です。再考の必要があると思われます。

2017年07月06日

大阪0期生講座終了しました。

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 4月から開始していました「0期生講座」(大阪)が7月1日(土)に終了しました。3回のスクーリングとほぼ週1回のメールにより講座をすすめてきました。当初は、「0期生講座」終了の方々には「基礎セミナー」を開催していただく予定でしたが、受講生の多くはこの2年ほどセミナーに何度も足を運んでいただいた方々でしたので、上達も早く、1級の認定に合格された方々には「2級講座(A)(B)」も教えていただくことにいたしました。

 大阪は北海道・富山・山口など遠方からの受講生も多く、また、整体師、医師、剣道家・パーソナルトレーナーなど多士済々のメンバーでした。先日、東京講座も終了しておりますので、近日中に認定インストラクターによる活動を開始します。これまでセミナーにご参加していただけなかった地域の方々にも「セミナー」「講座」をご体験いただけると思います。

2017年06月21日

ナチュラルウォーキング講座第2弾

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 3月19日(日)、NPRI(なみあし身体研究所)動作改善普及センター主催の「2級・1級0期生講座」を受講されている金城みどり氏による、ナチュラルウォーキング講座が開講されました。大好評につき第2弾の講座が6月18日(日)に開催されました。

 今回も多くの方々が熱心に受講されたようです。「ランニング経験者」が二軸の走歩行を習得すると、飛躍的に記録が伸びることがあるようです。金城氏も、高校・大学と陸上部に所属。全国高校駅伝にも強豪県(京都)から出場されています。その後、客室乗務員として航空会社に勤務のかたわ、ランニングを重ねる中で、ジョグギングの喜びを知り、 『体を大切にしながら生涯長く走るこ とを楽しむ』をテーマとした「葉山ナ チュラルランニングクラブ」を設立しておられます。今後のご活躍を祈念いたします。

2017年05月26日

東京2級・1級講座(B)開催

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 5月20日(土)、東京で2回目の動作改善普及センター「2級・1級0期生講座(B)」を開催いたしました。東京での受講生は10名。スポーツ選手、トレーナー、医師、ヨガ講師、治療家、剣道家など多士済々のメンバーです。

 今回の講座では「2級講座(A)動作の基礎を学ぼう〜アクセルとブレーキを入れかえる〜」とその教授法。そして基礎セミナーの実技指導方法をレクチャーいたしました。そして、後半は講座認定の実技科目をトレーニングいたしました。

 この講座は私からの話だけでなく、講座生相互の情報交換なども取り入れています。東京の3回目の講座は6月24日(土)です。0期生の皆様、ご熱心なご受講ありがとうございました。


2017年04月11日

ナチュラルウォーキング講座第2弾

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 3月19日(日)、なみあしセミナーに何度も足を運んでいただき、熱心に受講された金城みどり氏(ジョギングインストラクター)によるナチュラルウォーキング講座が開講されました。大好評につき講座(第2弾)が6月18日に開催されます。

 金城氏は高校・大学と陸上部に所属、 全国高校駅伝出場経験あり。その後、客室乗務員として航空会社に勤務のかたわら、ランニングを重ねる中で、スロージョグギングの喜びを知り、 『体を大切にしながら生涯長く走るこ とを楽しむ』をテーマとした「葉山ナ チュラルランニングクラブ」を設立。詳細は上の画像をクリックしてください。

 (受け付けは5月1日より)

2017年03月31日

ワン・シングは何か?

ワン・シング.jpg なみあし身体研究所を運営するようになって、スポーツ・動作以外にも他分野の著書に目を通すようになった。効率的な仕事の方法や思考法などの自己啓発本も多い。そして、翻訳された著書の中に興味を惹かれるものが多い。

 その中で、仕事だけではなく私自身の動作習得や指導にも大きな影響を与えてくた著書が「ワン・シング」である。

 要約すれば、「集中すべき一つのことは何かを自分自身に質問していくことによって効率をあげることができる」と書いてある。

 その根拠となっているのが著書の中で紹介されている「パレートの法則」である。「80対20の法則」としても有名だ。これは、「成果(仕事など)の80パーセントは全体の20パーセントの作業によって生み出されている」というもの。

 すこし平たい表現をすると「少数のインプット(努力)が大部分の成果を生み出している」「求めるものの大部分は、行為のごく一部によってもたらされる」ということ。

 この法則を知ってから「ワン・シング」を常に意識するようになった。動作習得でも「最も効果が上がる一つのことは何か」を考えるようになった。指導においても「その選手に与えるべき一つのアドバイスは何か」を問うようになった。

 クラブの指導も「80パーセントの成果を上げる20パーセントの稽古は何か」を考えるようになった。このように見方を変えることで稽古量を大幅に削減することが可能となった。

 そして、その効果は絶大だった。是非、おすすめしたい一冊である。

2017年03月22日

平成28年度、卒業式・卒部式

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 3月21日(火)は平成28年度九州共立大学学位授与式(卒業式)が挙行されました。木寺ゼミからは19名の卒業生が、剣道部からは14名の卒業生が巣立ちました。

 剣道部の卒部式では、「努力をするのはやめよう・・」と話しました。動作もそうですが人生も力感や努力感・頑張り感はなくしたいと思っています。普通は努力が大切・・といいますが、私は努力を感じないくらい好きなことを見つけようと言います。

 楽之真也。努力や苦労ではなく、真の楽しさを感じて人生を送ってください。

 君たちのおかげで楽しい4年間でした・・・さらば。

2017年03月22日

ナチュラルウォーキング講座

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 3月19日(日)、なみあしセミナーに何度も足を運んでいただいた、金城みどり氏によるナチュラルウォーキング講座が開講されました。私(木寺)はお伺いできませんでしたが、なみあしセミナー受講者からの参加もあったようです。

 ウォーキングはあらゆる動作改善の基本です。以前、歩き方に特化したセミナーを開催させていただいたときに「歩き方を変えれば人生が変わる」いうタイトルにしました。これは大仰ではないと思います。

 徐々に、なみあし歩行も浸透しつつあるようです。ますます、金城氏の講座が発展することをお祈りいたします。

一本歯(後歯)下駄
五動 新体操操作術
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