2018年10月16日

The 30th International Sport Science Congress In Commemoration of the 1998 Seoul Olympic

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 10月11日〜12日に「Wonkwang University」(韓国)で開催されました、

The 30th International Sport Science Congress In Commemoration of the 1998 Seoul Olympic

に招待発表者(http://www.kahperd-congress.or.kr/modules/doc/index.php?doc=intro)として発表の機会をいただきました。本学スポーツ学部、鄭英美先生のご尽力により訪韓が実現いたしました。

タイトルは「身体動作と左右に関する研究」。発表後は「利き手」「利き目」などのご質問を受けましたが、仮説を立てている「左右自然体の法則」は「利き手」「利き目」には影響を受けない法則であると考えています。

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 発表後は日本の先生方とは別れ、2月に本学を訪れていただきました朝鮮大学のソウ先生の研究室へ。ソウ先生はテコンドーのご出身ですが、現在は朝鮮大学剣道部の部長をされています。体育館をはじめ素晴らしい施設が完備している大学でした。

 来年、2月には本学剣道部が訪れる予定です。

2018年08月31日

教えない勇気

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 先日は、生まれてはじめてのカヤックに挑戦。名古屋のセミナーを受講していただいた石田元子氏の元をたずねました。石田氏はオリンピック出場経験があり今も現役選手。私は「レジェンド」と呼ばせていただいたいます。

 参加メンバーは8人、私の他、東京のインストラクターの佐々木正明氏・名古屋のインストラクターの林俊治氏・高木俊文氏・大関朋子氏、そして大関氏のお子様3人。

 カヤックは思いのほか難しいものでした。カラダの支えがありません。午前・午後と約4時間悪戦苦闘しましたが、10メートルもまっすぐ進みませんでした。(笑)

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 しかし、悪戦苦闘する大人たちを尻目に、30分もすると自由に乗りこなしたのはちびっ子たち。石田氏によれば、例外なく子どもたちは短時間で要領をつかむのだそうです。引く力が弱い(ない)ので無意識に押すようになるとか。カヤックのコツは「押すこと」だとか。

 そして、ちびっ子たちと同様にカヤックを操っていたのがインストラクター最高齢の佐々木氏。1時間もすると少し上流の急流に挑戦していました。石田氏曰く「こんな人はじめてです、すばらしい」。

 講習後、中学校教諭でもある林氏としばしカヤック談義。

 子どもたちは何も教えなくても技を覚えていく。石田さんも必要なこと以外は子どもたちには言いません。ちびっ子たちは、パドリングやら、足に使い方、上半身の使い方を勝手に自然にやってしまう。おそるべき身体能力。大人になるにつれて身体能力をどんどん手放していく。子どもたちの身体能力を潰しているのは教えるのが大好きな大人かもしれません。

 指導者に必要なのは「教えない勇気」なのかもしれません。

2018年08月21日

美しくかつ合理的に歩く

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 「女性の美しい歩行とからだにやさしい歩行の両立」が長年の課題でした。一般的にスポーツや武道および日常の動作は洗練されてくると美しくなるものです。動作の合理性と美は共存せざるをえません。

 しかし、巷でいわれている女性の歩きは、美しさと合理性(無理がなくからだにやさしい)が共存していないのです。以前から不思議に思っていましたし、それを解決することが長年の課題でした。

 ローリング(腰の水平回転)とそれを限定する要素を組み合させることによって合理的な歩行を土台とした美しい歩きを導き出すことに成功しました。

 上の写真は名古屋の講座にご参加いただいた、認定インストラクターの大関朋子氏(さとう式リンパケアインストラクター・MRTマスター・セルフケアマスター)と1級受講者の勝又良子氏(リラクゼーションセラピスト)に「なみあし美ウォーク」で歩いていただきました。

 「なみあし美ウォーク」は1直線に足を踏みますが、腕振りの方向とタイミング、さらには体幹の乗り込みにより、骨盤を必要以上にローリングしないからだにやさしい歩きが実現します。

2018年07月29日

1級2期生講座A(福岡)

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 昨日は、福岡での第一回目の「1級2期生講座」を開催。福岡での受講者は2名。左の写真、私の右はトレラン(トレイルランニング)をご専門にされている中牧誠氏。左は競輪選手の俵裕一郎氏。

 当研究のセミナーや講座を経験されて、中牧氏は「登りが格段と楽になりました」、俵氏は「どのように動作を変えればいいかわかるようになりました」とのこと。1級講座(インストラクター講座)には、それぞれの分野の専門家やプロの方々が多く参加されています。

 右の写真は鹿児島でご活躍されているインストラクターの杉浦康雄氏。杉浦氏は正式な開講に先行して「マスターインストラクター講座」を受講していただいています。「マスターインストラクター」を取得後は、基礎セミナー・2級講座だけでなく1級講座も開講していただく予定です。

 正規のマスターインストラクター講座は2019年1月より開講予定です。

2018年07月04日

ワールドカップ2018、ベルギーに惜敗

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  サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本は2日、決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦、2-3で敗れた。

 日本は後半3分、MF柴崎岳のロングボールにMF原口元気が走りこんで先制。7分にもMF乾貴士が約23メートルのロングシュートを決めて2点差に。

 しかし、ベルギーは、2点を追う後半20分にMFマルアン・フェライニとMFナセル・シャドリを投入。その直後の後半24分にフェルトンゲンがヘディングで1点を返し、さらに29分にはフェライニが同点弾となるチーム2点目を決めた。後半アディショナルタイム(追加時間)の49分には、シャドリがついに決勝点を挙げた。

 2−0のリードを奪った段階で日本はベスト8を引き寄せたかと思われた。ベルギーの底力をまざまざと見せつけられたが、日本男子サッカーの未来に一筋の光がさした試合でもあった。

 ポーランド戦で試合終了前10分間、積極的に攻めることなくボールを回した日本だが、2点リードのベルギー戦ではあえて3点目を奪いに行っているように見えた。日本ベンチには2−0でリードのシミュレーションはなかったに違いない。1−0のままであれば違う展開になっていたと思われる。

 攻撃は最大の防御というありていないい方もあるが、勝負は守りで決まる。なぜかというと、ほとんどの勝負事で攻めるより守る方が確実性が高いからだ。

 武道(武術)でも、守りが体系化されていないように思われがちだが、実は防御が洗練されているので、ほとんど守りであるとわからない。その奥義を「懸待一致」などと表現する。

 ポーランド戦で明らかな時間稼ぎで海外メディアに指摘されたが、守りの戦術が洗練されれば時間を空費しているとさえ気づかれないであろう。

 そういう意味では、今後の課題は洗練された防御システムの構築にある。

2018年07月01日

錬氣法

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 からだに作用する(からだを動かす)力は「内力(筋力)」と「外力(重力・地面反力)」。しかしながら、内力・外力だけでは説明がつかない「力」があることも確かです。多くの方がそのことに気づいていると思います。

 その「力」を実感することで動作感覚が変容していきます。当研究所では「氣」を実感する方法として錬氣法を紹介しています。

 (1)放鬆功・(2)胴体力トレーニング・(3)外旋トレーニング・(4)スワイショウ・(5)站椿功(タントウコウ)を実践することによって、自発を導くことができます。

 自発とは自身の意思とは関係なくカラダが動作することを言います。自発を経験することで「無(無意識)」でカラダと動作させる感覚と方法が養われます。

 当研究所の錬氣法は参加者の3分の2以上に方に自発が現れます。「氣」は決して特別な訓練をして得るものではなく、だれにでも作用している力です。錬氣法によってその力を表出させることができます。

2018年06月29日

ワールドカップサッカー決勝トーナメント進出

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 2018ワールドカップサッカー、予選H組最終戦、日本はポーランドに0−1で敗れたものの、H組2位で予選を突破し決勝トーナメントに進出した。

 別会場で、コロンビアがセネガルに先制したため、日本は試合終了前約10分間、積極的に攻めることをせず、ボールを回して失点を防ぐ戦法を選択した。

 決勝トーナメント進出の可能性を考慮すれば、最も確率の高い戦法を選択したといえる。

 しかし、この戦法に対しては賛否両論が伝えれている。

 北アイルランド代表のマイケル・オニール監督は英BBCの番組で「指導者として、別の試合で何が起きるかに運命をそっくり預けるとはあぜんとする。日本が好きになっていたのに、正直、次戦ではボコボコにされてほしいと思う」と突き放した。

 仏スポーツ紙「レキップ」(電子版)は、「後半30分まではさして面白くない試合に過ぎなかったが、残りの15分はあまりにみっともなかった」と酷評。「日本は決勝トーナメントに進めると考えて、10人でパス回しを始めた。結果、日本は予選を通過したが、栄誉は伴わなかった」と評した。

 60年ぶりにワールドカップ出場を逃したイタリアのコリエレ・デラ・セラ紙(電子版)は「フェアプレーの逆説」として、日本は「失点を恐れ、延々とパス回しをして時間をつぶすことに決めた」と報じた。一方のポーランドにも「2点目を挙げる必要がなかった」と指摘。「先に進むためには免責されるのか……」と疑問を投げかけた。

 さて、日本ではあるスポーツライターの方が、「この試合は、日本人のスポーツに対する考え方の転換期になるかもしれない」と語っていた。

 日本の身体運動を考察すれば「勝敗とは異なる価値観が有する」ことがその特性であった。勝つことも重要だが、それと同様がそれ以上に大切な要素が存在するとされてきた。それは、ありきたりな正々堂々と戦うというようなことではなく、技術や技能の優劣と競技の勝敗は一致しない場合もあるという考え方である。

 確かに、戦法としては有意義であったが後味の悪さが残ったことだけは確かだ。そして、前述のスポーツライターの方が指摘したように、この勝利が日本人の勝敗観を変える契機になるかもしれない。

2018年06月12日

後歯下駄セミナー開催

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 6月9日(土)東京・10日(日)名古屋で「後歯下駄セミナー」を開催しました。東京は15名、名古屋は7名の受講者がありました。当研究所では4年前より「後歯下駄」を紹介してきましたが、すでに350人以上の方が「後歯下駄」でトレーニングをされています。

 「後歯下駄」は乗るだけで比較的容易にニュートラルな姿勢(骨盤の位置)を体得することができます。また、履き方によって動作時の「足趾(足の指)」の操作法を覚えることができます。今回のセミナーでは足趾操作についても詳しくお伝えしました。

 名古屋の受講者からは次のようなメールをいただきました。

木寺先生、昨日はありがとうございました。下駄の履き方は、おもしろかったです。外旋位からの歩行、遊脚の沈み、支持脚のアシスト・・・どれもこれも勉強になりました。」

 私自身、二日間講習で長時間下駄を履きましたが、翌日の稽古(剣道)では動作感覚が格段明確になっていることに驚かされました。

 また、セミナーでは新たに「足半(あしなか)下駄」を紹介いたしました。「足半(あしなか)下駄」は、台座の後足部がありませんが、実はその構造により、動作時の「足趾」と「かかと」の操作を習得できます。

 この度「足半(あしなか)下駄」の販売を開始することにいたしました。木材の入手状態により、今回は10足限定です。

 下駄トレーニングは短時間で動作感覚を変容させることができます。是非、活用してください。また、引き続き「後歯下駄」の販売もいたします。

 写真左は「足半下駄」、右は名古屋受講の皆様です。この中にはオリンピック出場者も。

2018年05月30日

日大アメフト部違反タックル問題

日大アメフト部の当該選手によって関学大QB選手が全治3週間のけがをおった事件は、毎日大きく報道され社会問題にまで発展した感がある。

暴力的指導ができなくなって以降、古い体質の指導者らは、選手の人権を無視するような言動を浴びせるなどして、精神的に追い込む指導に変えたと聞かされていた。

優秀な選手を精神的に追い込んで強くするというのが前監督の指導方法だったらしい。さらに、部内で近年暴力が横行していたことも明るみになってきた。

暴力や理不尽な言動によって選手を精神的に追いこむ指導によってしか、選手を上達させる術を知らない指導者がいることに驚かされる。そして、理不尽な指導を受けた選手らは、そのことによって強くなったと勘違いして指導者になるとその指導方法を真似るようになる。

理不尽な指導は連鎖していく。

さて、今回の事件で「大学スポーツのあり方」に言及する識者が多い。教育の範疇でのスポーツ活動は「人間形成(人づくり)」であるから、暴力や理不尽な言動による指導はあってはならないとする論調が多い。

しかし、私は教育現場で行われるスポーツ活動だからこそ、暴力や理不尽な言動による指導が容認されてきたと考えている。明治期以降、日本のスポーツは学校で発展してきた。例えば、ベースボールはいきなり学校に入り込んで「野球」となった。学校で行われるスポーツ活動は教育の一環とみなされた。

教育の一環であるからこそ、暴力や理不尽な言動に耐えさせることによって「人間形成」がなされる、という論法がまかり通ってきたといえないだろうか。

遊びであれば、暴力や理不尽な言動による指導が入り込む余地はほとんどない。教育だからこそそれらが容認されてきたともいえる。

さらに、教育現場で行われるスポーツは「負けられない」「負けてはならない」ものとなった。なぜかというと、学校対抗となったからだ。学校の名誉を背負って臨む試合は、負けることが許されないものとなった。

こうして日本のスポーツは、教育の一環であるといいながら負けられないという、相反する性質を抱えていびつなものになった。

私は、日本のスポーツが健全なものになるためには教育とスポーツを切り離すことが大切であると考えている。スポーツの技術や動作の習得を第一義とすることによってスポーツによる本来の人間形成がなされると考えている。

2018年04月24日

伊吹山へ

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 先日、滋賀県の伊吹山に登ってきました。登山道も分かりやすく、迷うところもないのですが、私にとってははじめての標高差1000メートル以上の山でした。

 休憩を入れて3時間半かかりましたが、一緒に登った妻は2時間40分で登りました。登山口から山頂までほぼ別行動です。

 登山を始めて8ヶ月足らずですが、徐々に自分のペースが分かってきました。呼吸が乱れないペースを守って歩くこと。そのペースは歩幅で調節すること。

 そうすると登りは平地と同様に歩くことができる事がわかりました。妻は、カラダに負荷がかからないと登った気がしない‥と言ってペースを上げていきます。

 多くの登山者の歩き方を拝見すると、もっと外旋位にした方がいい局面があると感じます。

 5月には私の講座にもご参加いただいている登山家の方とご一緒に北アルプスの焼岳に登る予定です。

 高齢者登山がブームなのですが、将来、安全にカラダに優しい山の歩き方を提唱できればと思います。


一本歯(後歯)下駄