平昌オリンピックで学ぼう
2月9日(金)より、平昌オリンピックが開催されます。楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。ウインタースポーツからも多くのことを学んできました。
動作の構築に「荷重」や「抜重」という観念を取り入れたのもスキーやスノーボードの影響です。一般的な武道やスポーツにはそれらの教えはありませんでした。
さて、ユーチューブをみておりましたら、長野オリンピックの清水宏保選手の動画を見つけました。動作を勉強し始めたころを思い出しました。スピードスケートの滑走は合理的身体操作を学ぶには格好の動作です。
まず、スケートは着地脚のつま先や膝がしらが向いている方向にカラダを進めることはありません。特に、スタートからほぼトップスピードにのるまでは、着地脚のつま先とかかとを結んだラインからほぼ90度の方向に重心を移動させていきます。このことは実は動作の基本です。
静止状態から前進するとき、もしくは低速度で前進するときには理論的には90度ですが、からだの移動が高速になるにしたがいその角度が狭められます。
そして、腕の振り込み角度も興味を惹かれます。なぜ、上から見るとハの字型になるように大きく振り込むのでしょうか。これも体幹の移動と関係がありそうです。
清水宏保選手が長野オリンピックで金メダルを獲得した前後、あるアメリカの陸上短距離の有名コーチが「日本の選手はなぜ清水選手を模範にしないのか?」と言ったそうです。
常に他競技に学ぶことは大切です。私も、平昌オリンピックで動作を再確認していきたいと思います。