2018年11月22日

骨盤前傾の誤解

弓腰1.jpg

 当研究所では、選手などの動作改善で最初に取りくませることは適正な骨盤の角度を習得することです。一般的に、日本人は骨盤が後傾している傾向にあるので「骨盤を前傾させる」と理解している方も多いと思います。

 しかし、骨盤の前傾は注意が必要です。骨盤を前傾させると「弓腰」になる方が多いからです。上の写真のように腹部を前方に押し出すようにして骨盤を前傾させる方が案外多いのです。「弓腰」とは武術や武道で使用されてきた用語です。必要以上に骨盤を前傾させ腰が弓のように反っているために体幹の動き(力)を下肢に伝達することができません。昔から武術(武道)ではよくない(悪い)姿勢として伝えられてきました。

弓腰2.jpg 下の写真をご覧ください。左はほぼ正常な骨盤の傾きです。右は骨盤を前傾させすぎて「弓腰」になっています。注目していただきたいのは重心が落ちる位置です。正常な骨盤の傾きでは、重心がほぼ左右の内くるぶしを結んだラインの中央に落ちますが、弓腰の場合はそれより前方に落ちています。

 当研究所では腹部を後方に引くようにして骨盤を前傾させるように指導します。この操作を武術(武道)では「腰を立てる」と言います。

 骨盤の適正位置は熟練した指導者に見てもらわないと分かりにくいものです。ところが、自分自身で骨盤の適正位置を習得する方法があります。それが「後歯下駄」を履くことです。

 「後歯下駄」を履いて一日5分〜10分立つことで無意識のうちに適正な骨盤の傾きを習得することができます。
(写真は、https://www.google.com/より)

一本歯(後歯)下駄