屈曲動作を練習する
屈曲動作の練習方法の動画を撮ってみました。屈曲動作で大切な膝の屈曲(抜き)です。動画は右半身(自然体)で右足から一歩出る動きです。
まず、膝の抜きは「遊脚」の操作から練習するといいようです(上の動画)。「遊脚」とは最初に動作させる脚です。この場合は右脚です。「遊脚」の操作で大切なことは膝よりもつま先が前に出ないことです。これは簡単なようですが案外難しい操作です。
ヒトはカラダの末端の意識(末端感覚)が強いので、多くの方は膝よりもつま先が先にでてしまいます。鏡を見たり動画を撮ったりして膝が前方に移動するようにトレーニングしてみてください。
次に、「支持脚」の操作を練習します。動画(中)では「支持脚」(左足)だけでカラダを支えた状態から「支持脚」の膝を屈曲させて前進しています。練習方法の紹介ですので、かなりオーバーに動いてもらいました。洗練されてくるとほとんどカラダの沈み込みがなく動けるようになると思います。
「遊脚」と「支持脚」の抜きをそれぞれ練習しておおよそできるようになったら、両膝を同時に抜くようにします(動画下)。これもかなりオーバーに分かりやすく動いていただいています。
このように「遊脚」「支持脚」、「両脚」と段階を踏んで練習してみてください。
実際には、動く速さや距離によって左右の膝を抜くタイミングを変えます。これはご自身で工夫されるといいと思います。
この動画では、「右自然体」で右足からでるトレーニングをしています。逆に、「左自然体」でトレーニングされてもいいと思いますが、多くの方々は「右自然体」の方がやりやすいと思います。