「腕組み」の記事に、コメントをいただきました。「腕組み」を変えると、なぜ重心位置が変わるのかというご質問です。

 一番、肝心なことを書いていませんでした(笑)。私たちの体は、上腕に外旋力がかかる(外に回る力がかかる)側に重心が移ってきます。

 このことも確認してみましょう。

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 まず、楽に立って、両手を水平に広げて、手のひらを地面方向に向けてください。 次に、片方の手のひらを上に向けてください。そのときの体の重心位置の変化を感じ取ってください。手のひらを上に向けた側に重心が移動していくのが分かるでしょうか。または、手のひらを上げた方に、多少体が回転するかもしれません。

 このように、上腕の外旋と体の重心位置は密接に関係しています。

 この上腕の内外旋を使った身体操作は、様々な競技で応用されています。

 さて、「腕組み」に戻りましょう。「腕組み」で左右の上腕の外旋状態が変わります。「腕組み」をしたときに上に乗っている方の上腕に「外旋力」がかかります。

 逆だと思う方もいらっしゃるかもしれません。下になっている側が外旋と思われるかもしれません。

 しかし、大事なのは、外旋しているかではなく、外旋力がかかっているかどうかです。多少、個人差はありますが、「腕組み」で上に乗っている側の上腕に外旋力がかかります。

 この「腕組み」でその方の、日ごろの重心傾向が分かります。左重心の傾向がある方は、「左組み」、逆に右重心傾向の方は「右組み」になる傾向があります。

 

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