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 江戸時代までの日本人は「歩き方」が違っていたと近年言われています。しかし、「歩き方」がそれほど異なるとは思われません。

 それより私は「立ち方」が決定的に変化したと考えています。

 上の3枚の写真を見てください。左の写真は三船久蔵師範と嘉納治五郎師範です。古流の形の一場面だと思われます。(月刊武道より)

 そして、右の上段は江戸時代末期の武士(『異国人から見たJAPAN』新人物往来社より)、下段は女性大工さんの写真(『幕末・明治のおもしろ写真』平凡社より)です。

 どの写真も、つま先と膝が外を向いています。ほぼ90度開いています。現在、このようなたち方をする人はほとんどいません。

 この「股関節外旋位」が基礎となって、さまざまな身体動作が生まれていたのだと思われます。

 これらの姿勢(立ち方)は、明治中期以降、前時代の古い身体文化として徐々に矯正されていったと思われます。

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