2009年05月21日
二軸動作・常歩は感覚を大切にしています。なぜでしょうか?。
動作を勉強したり、習得したりするときには感覚を抜きにできません。
動作を観たり、自分でつくったりするときの3要素があります。この3つの要素のどれが欠けてもいけません。
その3要素とは、動き・力の方向・感覚です。簡単に説明しましょう。
動きとは、客観的に現れる動作です。しかし、動きをみるときに注意しなければならないのは、実際(客観)に動いている方向と力の方向(からだに力がかかる方向)は異なっている場合があるということです。
例えば、腕をできるだけ速く、頭上に上げて下げて(元に戻して)ください。 腕が頭上にあがっていく途中にすでに腕を下げる方向の力が加わっています。
また、そのときの感覚を感じてみてください。人によって異なりますが、動きや力の方向とは異なる感覚(感じ方)があるのです。
動きは見えますが、力の方向と感覚は見ることができません。
しかし、これらの不可視的な要素に気づくことで、動作を観たりつくったりすることができるのです。
このページでは、主に常歩の感覚について取り上げてみます。是非、ご自分の感覚と照らし合わせて読み進めていただければと思います。