剣道の稽古は、もうそれほどすることはないと思います。何というのか、からだが受け付けなくなりました。(笑)・・・・・・・笑い事じゃないか??。
常歩・二軸のきっかけは、動作の抵抗をなくすこと・・・・、動作を洗練すれば、その先が見える・・・そう思っていました。
そして、実際にそうなりました。しかし、現代剣道は、「意識」を大切にする。
例えば「攻めて打ち切る・・・」
追及すると逆になってしまうんです。
攻めることも、打つことも、ましてや打ち切ることがあるはずがない、そんな顕在的な、意識的なものではないはずなんです。
5〜6年前から、稽古で自発が出るようになりました。自発とは、からだが意識せずに動くことです。無意識にからだが動くというレベルとは異なります。このごろは、道を歩いていても出ます・・・こんなことを書くと「頭が・・・・」といわれそうですが、本当だからしかたがない。
からだとこころの抵抗を解き放つと、無が動かしてくれる、それに従うだけ・・・・・。
この動きは、とても心地よい。
現代剣道で、それを求めるのは難しくなりました。
それよりも、日々の生活の中に本物の稽古があるように思います。
これからの稽古は、ただ生活する・・・ということになるかもしれません。