現在、大相撲九州場所が開催されています。

 最近の大相撲をTVなどで観戦して考えさせられることは、日本人の「からだづかい」の変化です。ご存知のように、大相撲の番付上位は多くの外国人力士でしめられるようになりましたが、そのことに違和感を感じなくなっています。

 本来、相撲の技や動きは「日本人のからだ」に適したものであるはずです。

 何が変わってしまったのでしょうか。もっとも顕著であるのは「かかと」が使えなくなっていること。「かかと」が浮いて前足部にのる日本人力士がほとんどです。

 下の動画は、平成19年九州場所の千代大海VS安馬(現、日馬富士)戦です。千代大海関が勝っているのですが、「かかと」の使い方は対照的です。

 日本人力士が「かかと」をつかえない(つかわない)のに対し、モンゴル出身の力士は「かかと」を上手くつかいます。

 ですから、私たちはモンゴル出身力士の動きの方に「相撲らしさ」を感じます。

 「かかと」をつかうことは、相撲だけではなく他のスポーツにも取り入れられてきたと考えられます。

 先日、興味深い記事をみつけました。

 高校野球の名門校、愛工大名電高校OB会の奥村衛会長が、同校出身者のプロ選手に「大相撲の日馬富士を見習え」とアドバイスしたという記事です。

 奥村会長によれば、「日馬富士の立会いの一歩目はかかとで着地する。千代の富士も、貴乃花もそうだった。かかとから踏み出すから相手の押す力を受け止められる」。

 野球でも、例えば一塁走者帰塁のために体重をできるだけ残しながら、早くスタートを切るためには、かかとからの一歩が必要になるという。

 (詳しくは中日スポーツの記事へ) 

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