第4回身体開発研究会を開催しました。身体に関する様々な事象を二軸動作にとらわれずに幅広くとりあげようと考えております。今回は4回目。

前半は、堺市(大阪)で治療院を開院されている松川宗貴さんを中心に、誰にでもできる「からだの診かた」と「股関節・肩甲骨の調整方法」を伝授していただきました。皆さん、二人一組で熱心に勉強。
後半は、立命館大学産業社会学部の原尻英樹先生による「合気道」「空手」に関する発表。現在伝わっている武道(武術)の技は本来のものではない。明治から大正にかけて、多くの武道(武術)はその姿を変えていきました。柔道や剣道には本来の技(技術)はほとんどのこされていないのが実情。合気道・空手の一部流派にその技が残されています。それらの身体操作の基礎となるのが「二軸・常歩」だと思われるのです。これらの課題は、今後研究会でも取りあげていこうと思います。
原尻先生は「心身一如の身体づくり」を発刊されています。

研究会後は懇親会。小山田良治氏(五体治療院代表)や三ツ井滋之氏(アシックス)にも駆けつけていただいて楽しい話で盛り上がりました。
次回は、豊橋技術科学大学の中森康之先生に「逆説の武道」という内容で発表をお願いしています。武道(武術)は歴史的に、武術・スポーツ・教育(人間形成)・芸術など多くの要素が含まれています。武道(武術)を掘り下げると身体操作の礎にたどり着けるかもしれません。
次回開催はまだ未定です。決まり次第お知らせします。