2010-03-18
錬成大会.jpg

 昨日(17日)と本日(18日)は高専剣道錬成大会、全国から20チーム以上が参加して試合をする。多くのチームと試合また試合。2日間で20試合。本校(奈良高専)は明日卒業式のため本日までの参加だが、他のチームは明日の午前中まで試合をする。

 このように数多く試合する大会は、高等学校で盛んである。各チームの試合を見ていると「技前」がほとんどない。これは、現代剣道の特徴なのでいたし方ないのか?。

 本来、武道(武術)は命のやり取りを前提としていた。ひとたび戦えばどちらかが命を落とすか致命傷をおう。よって、本来の武道(武術)は、戦う前に相手の力量を推し量る能力が要求された。つまり、打つ前(「技前」)に相手を見切るということ。このことが武道(武術)の特性の一つだ。

 しかし、現在の剣道には「技前」がない。これは初心者から高段者まで同様な傾向にある。試合(打突)中心になった証拠だ。ある程度の実力になれば、立ち会えば勝ち負けは分かる。打ち合わなくても分かるのです。一本を決めなくてもその前に優劣はお互いに分かっている。

 打突(打つ)が出るまでが武道(武術)の本質だと考えられます。 

なみあし無限
驚異のスポーツ上達法

「剣道なみあし流」