
昨年の5月下旬、久留米高専卒業生から電話。
「先生、県警の採用試験受けてみようと思うのですが・・・・33歳までなので今年が最後のチャンスなんです。」
「・・・・・・・」(絶句)
「だって、体力テストがあるだろう・・大丈夫か?」
「それで、反復横とび教えてもらえませんか」
彼は、学生時代は学生会会長、私は学生会の顧問でした。それからすでに16年の付き合いです。
京都駅前のファミレスの駐車場で反復横とびの練習・・・ほとんどできませんでした。彼は体育は苦手、採用は難しいだろうな〜〜、と思っていましたら後日電話が・・・。
「先生、受かりました。」「・・・・・・・・」(またまた絶句)
「9月末日まで働いて、10月1日から入校します。」
「そんな無謀なことするな、学校は厳しいぞ〜〜、8月で仕事やめて一ヶ月はとにかく走れ・・・」
9月初旬にまた電話が・・。
「先生、走ってます」
「どのくらい?」
「日に3キロ」
「あほ〜〜、20キロは走れ〜〜」(笑)
このほど無事卒業するとの連絡を受け、卒業式に出席させていただきました。
人生は分からないものですね、彼が警察官になろうとは・・。しかし、今から思うと、人に奉仕するという信念が常にあったようです。ますますのご活躍を祈念いたします。
式の途中、彼らの足元に自然と目が・・・・(悲しい性・・笑)、前進の一歩目は必ず左足から・・・・・・。