2010-06-09

昨日は奈良市内で知人と食事。メルマガやHPをごらんいただいたことがきっかけで知り合いました。
彼から「スウォドリング」という育児法をお聞きしました。寝るときに写真のように大きな布でくるむことによって、赤ちゃんは安心して熟睡できる・・・というような考え方のようです。
しかし、本来の「スウォドリング」はほとんど一日中新生児(赤ちゃん)を布でくるんだまま、背負ってお母さんは農作業などをするんだそうです。ボリビアのある地域では、赤ちゃんは、シュピンとよばれる布にぐるぐる巻きにされ、顔だけ出したような状態で一日中過ごすのだそうです。
シュピンをはずすのは、一日で2時間程度。
普通、赤ちゃんは、「寝返り→上体起こし→おすわり→はいはい→つかまり立ち→あんよ」という過程をたどるのが一般的ですが、1年たって、シュピンを外された赤ちゃんは、ゆっくりと立って歩き始めるのだそうです。
つまり、「寝返り」や「はいはい」は「歩く」ための訓練として必要ではないかもしれないのです。「歩行動作」はすでに人間の脳にインプットされているのかもしれません。