前近代(江戸時代まで)の日本人のからだ使いを、洗い出そうと考えているのですが、なかなか方法が難しいのです。何しろ、当時の日本人がいません。現在のようにビデオが残っているわけでもありません。しかし、その当時の日本人の動作に、すばらしい身体操作法があると確信しています。一つは、履物や服装から、当時の歩き方や動作を推測することです。草鞋や草履、足半、足袋というような、日本の伝統的履物から動きを考察することができると考えています。

 今日は、日本人の走力について調べていたのですが、明治44年(1911)に行われた翌年に開催されるストックホルム五輪に向けたマラソンの予選 会に出場した金栗選手は、当時の世界記録(但し、当時は40・225km)を27分も縮める大記録を出し、日本人初のオリンピック代表選手となりました。実は、その時に履いていたのが足袋なのです。足袋といっても、マラソン用に作成された「マラソン足袋」です。

 そこで、マラソン足袋を検索しておりましたら、最近アシックスが「マラソン足袋」を復活させたという記事を見つけました。同社のブランド「オニツカタイガー」から「マラソン足袋」を原型としたスニーカー「OKATABI MT」を2011年1月中旬に発売、さらに「OKATABI SANDAL」を2011年3月下旬から発売したらしい。2商品は、アシックスの前身であるオニツカタイガーが1953年に開発した「マラソン足袋」を現代風にアレンジしたもの。男性用の「OKATABI MT」は、柔らかいスエード素材に格子柄の模様を配し、かかとには足袋に使われる留め具「コハゼ」を思わせる刺しゅうと糸をあしらっています。レディース向けの「OKATABI SANDAL」はぞうりの意匠も取り入れ、かわいらしさをアピール。以前の商品と比べ、よりストリートファッションにも合わせやすいデザインが特徴のようだ。

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