IHI東京病院の片岡喜直先生(内科)より「雑食性の二足歩行生物として」というレポートを投稿していただきました。片岡先生とは、ここ数年間メールの交換をさせていただいております。いつも、貴重なご意見や情報をいただいています。

 片岡先生は、若い頃の「ぎっくり腰」のご経験から、ランニングを開始、それから18年、第1回東京マラソンをはじめ25回のフルマラソン、29回のハーフマラソンなどに参加されています。それらのご経験から、肩や腰に障害を持つ患者さんに姿勢のアドバイスなどもされているといいます。そして、次のように記されています。本文より抜粋します。

 患者さんに実感してもらいたいのは、「ちゃんとした姿勢で座るのは楽ではない」ということである。意識せずに座ると体重をお尻・坐骨で受け止めることになり、実はこれが腰に負担をかけていて腰痛の原因の一つだと思うのだが、確かに楽ではある。正しい座位姿勢では骨盤はやや前傾、肩甲骨を後ろに引き、耳は肩の真上になる。意識の中心は臍下(いわゆる丹田かそのもう少し下)である。自然に手は太ももの上に乗る。この姿勢だと自ずと背筋・腹筋を使わざるを得ない。楽ではないのである。楽に座っている時には腹筋も背筋も緩んでいる。だから楽。

 片岡先生の文章を拝読させていただいて「不自然の自然」という言葉を思い出しました。誰が言われたか忘れましたが「自然とは不自然からはじまる」という意味です。例えば、ゴルフの上級者にスイングのコツを聞くとします。よく「自分の体に合うように自然に振ればいいんだよ・・・」なんて返事がかえってきます。でも、そんなはずはありません。ゴルフの初心者にとってスイングが「自然」なはずがないんです。「不自然」のはず。その「不自然」を我慢し繰り返して、やっと「自然」になります。

 さらに先生の話題は、江戸時代と現代人の生活形態およんでいきます。そして、私たちの「身体」はまさしく生き抜く時代をの生活に合うように意識的に工夫しなければならないと語っておられます。是非、お読みください。 

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