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 正月と言えば「箱根駅伝」。新春の風物詩として定着した感がある。2012年の大会を制したのは東洋大学。往路は5区の柏原竜二選手に先頭で襷(たすき)をつなぐ圧勝。復路もその勢いは衰えず、総合でも従来の記録を8分15秒も上回る大会新記録の10時間51分36秒で2年ぶり3度目の総合優勝を果たした。

 今年、着目していたのは走動作の「左右差」。左右対象の動作で走る選手は皆無だ。「左右差」の原理とは何か。そのようなことを考えながら選手らの走りを観ていた。確実に言えることは、体幹を真正面に向けて走る選手はほとんど見受けられないということ。左右どちらかを前方に位置して走っている。データでは明確になると思うが、体幹の左右差が10〜15度程度までは、ほとんどわからない。一度私自身の歩行動作を分析していただいたのだが、左右差は10度らしい。体幹が右肩が前に出るように10度ひねられたまま歩いている。

 私たちの体は、左右どちらかを基準した時に、体幹がひねられない合理的な動作が生まれる。これはヒトだけでなく、4つ足動物の動作(走歩行)も同様だ。この左右差を用いた動作を「半身動作」とか「片踏み」などと表現することが多い。

 今年は「動作の左右差」に着目しようと思っている。

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