2012-03-31

平成21年4月より3年間お世話になった奈良工業高等専門学校を離れることとなった。
久留米工業高等専門学校での、最後の5年間はあらゆる面で自信を喪失していた。そして、奈良高専への人事交流を決断した。
赴任以来、周囲の先生方の暖かさに接し、徐々に自分自身を取り戻すことができた。奈良高専は、非常に素晴らしい教育が実践されていた。驚きとともに、先生方の献身的な指導には、頭が下がる思いであった。その中に、3年間身を置かせていただいたことは、この上ない幸せである。
人事交流制度のため、長く奈良高専にお世話になることはできない。人事交流制度は久留米高専への復帰を前提としたものであったが、私の中にはその選択肢はなかった。新たな道を歩む決意をした。
今回の人事交流の経過については、いずれ機が熟せば公表しようと考えている。私だけの問題にとどめようとは考えていない。
奈良工業高等専門学校の教職員の皆さま、また、この3年間でご縁を築かせていただいた皆さま、本当にありがとうございまいました。奈良高専の益々のご発展と、皆様のご健勝を心より祈念いたします。