2012-06-15

今日は剣道実技の授業。スポーツ学部の剣道部員に、膝の抜きでの後退を伝授。右自然体の中段の構えから、右膝を抜きつつ後退します。今日は、稽古着・袴ではなく、体操服(ジャージ)を着用してくるように指示していました。
女子部員の右の膝がスムーズに抜けません。「膝を見せてみろ〜〜」。足先を前方に揃えて立ってもらいました。写真では、少しわかりにくいですが、右の膝だけ、約45度内側に・・。つまり、右の股関節だけ内旋位にあることを意味します。

次に、左右の膝頭を正面に向けさせると、上の写真のように、右足先だけ45度外を向きます。右だけ、著しい膝下外旋です。
「小さいころから、どんな座り方をしてきたかやってみて〜」・・・。

予想通り、左股関節を外旋、右股関節を内旋させた、横座りでした。この選手の場合、左股関節は正常なので、左を多少外旋させた構えから、素早い打突が可能です。しかし、もし左が同様に内旋位にあると、とても打突がしにくいと思われます。
日頃、選手たちは袴を着用していますから、下肢の状態が把握しにくいですが、袴を着用させないでの指導も大切だと痛感しました。右の膝下外旋を補うストレッチを指導しました。