2009-10-05

数年前から「常歩(なみあし)剣道」などというものを提唱してきました。(そんなつもりはなかったんだけど・・・笑)
剣道の歴史や動きを追及すればするほど、「常歩剣道」が現代の剣道から離れていく・・。恐ろしいくらいに。
最近では、構えの左足先が60〜70度横を向くようになってしまった。
「本当のナンバ常歩」(2004年)のときには左足は30度開く・・・と書いたので、それから倍以上開いている。撞木足どころではない。それに左踵はついたままだ。
奈良に赴任してから、じっく歩きから見直してみた。
今のところ行き着いたのは片踏み。左右の自然体(または半身)のまま前進する歩法だ。本来の歩き・走りは片踏みではないのか。
体幹の正面に進む歩き方はとても難しい。片踏みは安定します。
上の画像は、「二天一流」(宮本武蔵から発した流派・・現在はいくつもの分派がある)の形なのですが、右の二刀をたずさえている方の後ろ足は80度ほど外を向いています。
この構えを見ると、左足だけが外を向いている(外旋位)ようだが、実は右足も左足も同様(ほぼ同角度)で外旋している。
これによって、右自然体(半身)から左自然体(半身)へ移行できる。
これが片踏みの極意・・・大げさかな〜〜・・笑。