先日、ボウリングプロコーチの有元勝氏をお会いしたことを記事にしました。その後、メールなどで交流しておりますが、ボウリング動作には、他のスポーツの動作を解くカギが含まれていることがわかってきました。

 ボウリングのボールは約7キロ、他のスポーツでは重いボールなどを扱う競技は、砲丸やハンマー投げ、やり投げなど、距離を競うものがほとんどです。コントロールはそれほど要求されません。ですから、いかにからだを効率よく回転させるのかということが主眼になってきます。

 しかし、ボウリングでは距離ではなく、ボールのスピード(威力)とピンポイントのコントロールが要求されます。そういう意味では、とても特異な競技と言っていいでしょう。

 重いボールを投球する際にはあらゆる方向に回転が加わります。この回転はすべてのスポーツでみられるのですが、一般には、シューズと地面の摩擦などでその回転トルクを補償してしまいます。ですから、プレーヤーもコーチもほとんど意識しなくても問題はありません。しかし、ボウリングではその回転トルクをいかに補償し安定させることができるかでコントロールが決まってきます。この回転トルクを補償する動作は、他のスポーツにも応用できると考えられます。

 有元コーチは、外国人選手の分解写真を分析するなどして、独自のコーチング技術を開発されているようです。ご自分ではプロ選手のご経験はありませんが、現在では多くのプロ選手から師事され全国を回ってコーチングをされています。有元コーチが多くの選手に知られるようになったきっかけが、「川添え将太と挑む世界トップ(PBA)ボウリング」です。有元コーチのボウリングに対する情熱が伝わってきます。

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