2018年02月05日

やませみ稽古会開催

 なみあし無限流稽古会(やませみ稽古会)開催のお知らせ

昨年11月、神奈川県相模原市において専科セミナー・剣道セミナー(講習会)を開催いたしました。その時にご参加いただいた認定インストラクターと参加者有志が、2月18日(日)に「稽古会」を開催します。

今回は私(木寺)は参加できませんが「左荷重」「なみあし無限流」の課題を持ち寄っての稽古会となります。ぜひ、ご検討ください。


日時 2月18日(日) 10時〜 (会場は9時より14時まで借りております)

場所 ふじの体験の森やませみ体育館
 

   〒252−0182 神奈川県相模原市緑区澤井936-1
       TEL 042-686-6025 FAX 042-687-5050
       MAIL
yamasemi@sagamihara-kng.ed.jp

       http://www.sagamihara-kng.ed.jp/yamasemi/about.html
       (アクセスの詳細はこちらをクリック)

参加費 無料

申し込み・お問合せ
      佐々木正明(認定インストラクター)
      090-1887-7910 smasaaki@jca.apc.org
      (お電話かメールにてお申し込みください)

2018年01月23日

「左荷重の剣道」対「無限流」

 

 左荷重の剣道に取り組んでいる学生(上)と卒業生(下)との稽古。二人とも若い剣士ですが、左に荷重するタイミング(機会)を変えていくと、このように左かかとが下がり、それにともなあって左腕が外旋傾向になるので「三所防御」のような左こぶしが大きく外れることがなくなってきます。しかし、この剣道で競技力が落ちることはありません。

 下の動画の卒業生は昨年の全日本剣道選手権福岡県予選で活躍し4月から剣道で実業団への入社が決まりました。活躍を期待しています。

2018年01月15日

剣道は日本の真ん中だった

剣日告知1.jpg東西対抗.jpg

 スキージャーナル社から「剣道日本・休刊告知号」が送られてきた。編集者からそれとなく聞かされていたが、休刊告知号を手にとるまでは実感がなかった。この休刊号、これまでのものとはページ数も減り装丁も異なるものとなっている。編集部の方々の心中を察するに余りある。

 「剣道日本」は私の人生を変えた雑誌である。「剣日」と元編集長の鈴木智也氏との出会いがなければ剣道の専門家としてここにいることはなかった。平成10年に拙論「現代剣道技術論序説‐しない打ち剣道の技術特性について‐」の掲載を皮切りに何度も論考やインタビュー記事を掲載していただいた。そして、平成16年には拙書「本当のナンバ常歩」を上梓させていただいた。「剣日」と鈴木智也、そして編集部の方々には感謝しかない。鈴木氏とは仕事を離れてもお付き合いをさせていただいている。彼は休刊告知号の中ではじめて読者に明かしているが、歴代編集部で唯一の剣道未経験者である。剣道家よりも剣道に詳しい剣道未経験者なのだ。よって、彼との剣道談義は剣道関係者と話すときのような居心地の悪さがない。

 さて、告知号の中で鈴木氏が「剣道を旅して」の記事である写真(右)を紹介している。これは、昭和31年、仙台市の宮城球場で開催された第3回全日本東西対抗剣道大会の様子だ。この大会は第1回全日本なぎなた選手権大会と同時開催であった。観客数25000人。剣道未経験者も多く会場に足を運んだと思われる。戦後の剣道(武道)はこれほどまでに人気があったのだ。何がこれほどまでに当時の日本人を惹きつけたのであろうか。記事の中で鈴木氏がサブタイトルで表現しているように、まさしく「剣道は日本の真ん中だった」のだ。決して、観客を惹きつけたものは勝負だけではなかったはずである。そこには現代剣道が置き去りにしてきたスポーツにはない「武の真諦」があったのかもしれない。

2018年01月15日

左足が右足を追い越す・・・

左足1.JPG左足.JPG

 寒げいこも後半戦、負傷する場合は後半に集中します。部員らの打突動作に目を光らせなければなりません。

 さて、「打ち込み稽古」や「かかり稽古」で左足が右足を追い越す剣士がいます。剣道では、どんな場合でも「左足は右足を追い越さない・・・」という教えもありますが、右足への荷重のタイミングで直すように指導する場合と、そのままでいい場合があります。

 右の写真のように左足が右足を追い越したときに、竹刀の振り上げ動作がはじまっていなければ直す必要はありません。逆に、右足を左足が追い越した方が左足に荷重しやすいので「左荷重の打突動作」をやはく習得できます。

 「打ち込み稽古」や「かかり稽古」では同じように見えても、アドバイスが必要な剣士と必要がない剣士がいます。今年は、ほとんど直す部員がいませんので、上下肢の協調がうまくいっている証拠です。

 寒げいこ、あと二日・・追い込みます。


2018年01月10日

寒稽古の目的は・・・?

寒稽古(20180110).JPG

 本学(九州共立大学)剣道部の2018年の寒げいこが10日から始まりました。寒げいこは指導者によってそのねらい(目的)は様々だと思いますが、多くは「打ち込み稽古」や「かかり稽古」で運動量を確保することをねらい(目的)にしているのではないかと思います。本学も「打ち込み稽古」「かかり稽古」を中心に実施します。しかしながら、その量は年によって異なります。

 一昨年は最終日には1時間の「かかり稽古」を課しましたが、昨年は40分ほどでした。年によって打突動作の完成度に差があるので、この時期に「打ち込み稽古」や「かかり稽古」の量を増やせない年もあるのです。私は「打ち込み稽古」や「かかり稽古」の目的を打突動作時の「上下肢の協調を定着させること」に置いています。量を増やしていき「上下肢の協調」が崩れる学生が多い年には、この時期にそれらの量を増やすことを控えます。

 「上下肢の協調」とは言うまでもなく左荷重で振り上げることです。「打ち込み稽古」や「かかり稽古」で、様々な打突動作で常に左荷重から打てることが目標です。そして、それが無意識のうちに発現するようになると必ず競技力も上がってきます。

 大学生ですので競技力が上がらないとモチベーションが保てません。「打ち込み稽古」や「かかり稽古」で競技力が上がると実感させることが大切であると思います。

2017年12月24日

朝鮮大学(韓国)剣道部との交流を開始します。

2017朝鮮大学.jpg 12月22日(金)、本学(九州共立大学)剣道部は、韓国光州市の朝鮮大学剣道部のソ・ヨンファン部長(右)とオ・ギルヒョン監督(左)の訪問を受けました。

 オ・ギルヒョン監督は、韓国ナショナルチームでご活躍された経歴を持ち、現在では朝鮮大学剣道部に監督として招かれています。

 稽古を見学していただいた後、博多のもつ鍋で剣道談義。韓国剣道選手の実情や剣道の国際化、オリンピック参加問題など、または剣道をはなれて北の問題など貴重な意見交換ができました。

 韓国の剣士も、武道とスポーツ、競技化、審判の判定など、日本の剣士とほぼ同じ課題を抱えていることが確認できました。

 2月には朝鮮大学剣道部が本学を訪れ、稽古や試合をお願いすることとなりました。

2017年10月29日

第65回全日本学生剣道優勝大会

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 2017年10月29日(日)、全日本学生剣道優勝大会が東京九段下の日本武道館で開催されました。本学(九州共立大学)は初戦で慶応義塾大学に0−3で敗戦しました。

 本学はご承知のとうり、現代の特に若い剣士が用いている「右の剣道」(右荷重から打突に移行する)ではなく「左の剣道」(左荷重から打突に移行する)を習得することを一つの目標としています。

 指導を始めた当初は、競技力を上げることは大きな目的ではなく、部員が将来、さまざまな足さばきの剣道に移行できる基礎を養えればいいと考えていました。

 しかし、左荷重から打突する剣道実践させると、それを習得した剣士たちが競技力も上がることが分かりました。そして、今年男子は3年連続で全日本大会へ出場です。

 高校から本学剣道部に入部して、いち早く「左荷重の剣道」へ移行することを決意する部員から競技力を上がっていきます。なかなか成果が出ない学生は、「右荷重」と「左荷重」の剣道を行ったりきたりします。

 現代剣道が「右荷重」一辺倒になっていることに危惧を感じています。

2017年09月10日

左荷重で3年連続全日本へ・・

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 9日、全九州学生剣道優勝大会・同女子大会が開催されました。男子はベスト8で3年連続全日本へ。女子は決定戦で惜敗、3年連続全日本へのアベック出場はなりませんでした。

 本学剣道部は「左荷重」の稽古法を導入しています。高等学校までは右を踏んでから(一歩攻めてから)打ち出す剣道を習ってきている学生らは、最初は戸惑うみたいです。しかし、稽古を重ねていると徐々に成果があらわれてきます。

 今年の男子は、昨年から選手が大幅に入れかわり2年生中心のチーム。大会直前の試合稽古で大敗するなど不安材料もありましたが、どうにかベスト8に進出、準々決勝の名門F大学との試合は大将戦までもつれ込みました。

 10日前から左荷重からの「入身」 に力を入れました。その成果が出たかたちです。指導していると新しい発見ばかりです。本学に赴任して剣道指導ができることに感謝しています。

2017年07月31日

試合規則と内容の変化

2017玉竜旗.jpg  7月29日(土)は玉龍旗大会(マリンメッセ福岡)を観戦いたしました。今年は、西日本新聞社創刊140周年記念大会。男子準決勝まで観戦しましたが、所用で決勝は観ることできませんでした。

 決勝は、九州学院(熊本)対高千穂(宮崎)の対決。九州学院が勝利、男子では史上初となる4連覇を達成。9度目の頂点に立ちました。高千穂は1991年以来26年ぶりの優勝はなりませんでした。

 それにしても九州学院は強い。玉竜旗も4年連続優勝なのですが、インターハイに優勝すれば、春の選抜、玉竜旗、インターハイと4年連続で高校3冠を達成します。

 3位は育英高等学校(兵庫)・東福岡高等学校(福岡)。

 女子優勝は中村学園高等学校(福岡)・準優勝は筑紫台高等学校(福岡)、3位は守谷高等学校(茨城)・桐蔭学園高等学校(神奈川)。

選手の皆さん、素晴らしい試合をありがとうございました。そして、大会関係者の方々お疲れさまでした。

玉竜旗記録(芝).JPG

 さて、玉竜旗の会場で、福岡県内の強豪校の監督をされていた先生に久しぶりにお会いしました。2時間ばかり雑談いたしました。 玉竜旗大会(男子)の一回大会からの優勝チームの記録をまとめておられました。

 興味深いのはルールによって試合内容が激変していることです。1回から27回までは各試合引き分けがありません。個人戦と同様に勝負が決するまで行われていたようです。当初は、無制限1本勝負だったようです。

 28回大会から53回は、4分3本勝負で延長が2分を2回、もしくは4分3本勝負で延長3分1回です。私自身が高校生で出場させていただいたのはこの時期です。それでも引き分けはほとんどありません。優勝チームの全試合に対する引き分け率は3パーセント弱です。

 ところが、66回大会以降は延長がなくなります。そうすると、引き分けが激増します。途中から上位の試合は大将が負けるまで、とルールが変わりますが、それでもこの20年間の男子優勝校の全試合に対する引き分け率は28パーセント、これは、1〜2回戦あたりの実力差があるチームとの対戦での五人抜きの試合も含んでいますので、3回戦以上ならば50パーセント近くになると思います。
 このことはルールの変容だけが原因ではなく、延長がなくなったために各チームが「引き分け」を戦術として用いだしたことも影響があるようです。

2017年07月10日

左荷重の卒業生、全日本剣道選手権福岡県予選会で健闘

 「なみあし剣道稽古法」のページで紹介している本学剣道部の卒業生が、全日本剣道選手権大会福岡県予選会に出場し健闘いたしました。

 動画は一回戦の模様です。相手は、全日本剣道選手権大会で3位の経験もある強豪でした。延長戦で出頭面で勝利しました。残念ながら、3回戦で今回県代表の県警の剣士に延長で敗れましたが、終始有利に試合を進める展開でした。

 動画をみると、初動がスムーズになっています。「学生時代より右を踏むタイミングを遅くして左で待つようにした・・」と語っています。彼は、卒業後、会社員として生活していますので、現在では月1〜2回しか稽古ができないと言っていますが、「稽古の頻度が少なくても実力が落ちることはないようだ」とのことです。

 今後の活躍を期待します。

一本歯(後歯)下駄