錦織が約3年ぶりの優勝、12個目のタイトル獲得。

2019-01-07
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 今年で個人トーナメント開催に終止符を打つテニスの「ブリスベン国際大会」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日〜1月6日/ハードコート)で、男子シングルス決勝で第2シードの錦織圭(日本/日清食品)が第4シードで世界16位のダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦した。

 6-4、3-6、6-2のフルセットの末に錦織選手が勝利し優勝を決めた。錦織選手の優勝は2016年2約3年ぶりで通算12個目のタイトル獲得となった。

 この約3年間続いた決勝での連敗を9でストップし、14日に開幕する「全豪オープン」へむけ期待のもてる優勝となった。

 さて、錦織選手の代名詞といえば「エア・ケイ」。最近は封印したとも伝えらえている。ランクが上がって「エア・ケイ」を使えるような浮いたボールを相手が返してこなくなったとも。また、「エア・ケイ」を使わなくても打てるように体幹をトレーニングしたとも伝えられている。

 この「エア・ケイ」の封印を動作学的に考察すれば、立ち上がり抜重時に高速で振れるほどラケットが軽くないことにも一因であると考えられる。立ち上がり抜重というのは、ジャンプして両足が地面から浮いた状態を言う。その状態では上肢が楽にしかも高速に動く。

 しかし、その効果は上肢に何も保持しない場合か、軽いラケットなどを保持した場合に限定される。卓球やバドミントンのように軽量のラケットを使用する競技では威力を発揮するが、テニスのラケットではそれほど有効ではないとも考えられる。

 しかし、テニスにおいてもサーブでは立ち上がり抜重を多用している。抜重による上肢の操作は科学的研究の余地が多分に残されている。

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