2019年07月29日

高校剣道の変容

 現代剣道の攻防は防御中心になっています。その中心の技術が左こぶしを頭上に位置させる「三所防御」といわれているものです。小手、面、胴を同時に防ぐことができます。現在の高校生の試合を拝見すると、この「三所防御」を駆使して、まず防御を固めることを課題としているようにみ受けられます。私たちが若いころの剣道とは異質なものになっています。

 いつ頃からそのような変容があったのでしょうか。ユーチューブに平成4年度の玉竜旗高等学校剣道大会の男子、準決勝と決勝の動画がありました。当時も、「三所防御」が問題になっていましたが、動画を拝見すると、一足一刀の間合いでの攻防が多いことがうかがえます。この試合は私は審判席から拝見していましたが、非常に見ごたえのある試合だったと記憶しています。

 現在の試合に比べると、一足一刀の間合いから相手の打突に対して「受ける」のではなく、、「打突すること」が主体になっていることが分かります。

 武道の間合いは媒介(武器)によって変わります。剣道の間合いは「一足一刀」です。「一足一刀」の間合いかの攻防が主体となるように試合規則を変えていく必要があると考えられます。

一本歯(後歯)下駄