水平感覚

2016-12-14
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 小田伸午(関西大学)、小山田良治(五体治療院代表)、本屋敷俊介(阪神タイガース一軍トレーナー)共著による『トップアスリートに伝授した、怪我をしない体を心の使い方』(創元社)では、絶対水平感覚が取り上げられています。

 当研究会では、動作習得のために必要不可欠な感覚の一つを「絶対水平感覚」と名付けています。私たちの身体に常に一定方向に働く力は重力です。重力は垂直方向に働きます。この重力の方向を正確に感知することによって動作が洗練されるのです。以前は垂直感覚といっていました。

 さて、この絶対水平感覚が優れた選手らは可能か限り頭部を垂直に保って動きます。そのことによって水平感覚が磨かれるのです。この頭部を垂直に保つことは武術や武道ではよく言われてきたのです。宮本武蔵は「五輪書」の中で頭部の保ち方について「鼻筋を直にして」といっています。

 また、太極拳などでは「二目平視」といわれてきました。左右の目を水平に保てという意味です。これらの頭部を垂直に保つ条件は体幹にあります。体幹の各部が切り離されることによって可能となります。

 現在、流行のコアトレーニングは有益な訓練ではありますが、体幹を一つに固める・・と理解していると逆に水平感覚を低下させる結果になるかもしれまえん。

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